静岡で開催される新たなBLSコース『NCLS』の全貌
2025年4月20日、静岡のJR静岡駅直結の施設にて、『NCLS』(Nursing Cardiac Life Support)という新しいBLSコースが開催されることが決定しました。このコースは、急変対応に必要な知識と技術を強化することを目指しており、医療従事者にとって絶好の学びの機会となります。
NCLSとは?
NCLSは、蘇生科学やCPR(心肺蘇生法)、呼吸管理、初期評価と判断、心停止アルゴリズムの5つのパートで構成されています。参加者はシミュレーションを利用しながら実践的なスキルを習得します。特に、このコースは「理解し実践する」ことを重視し、単に手順を覚えるのではなく、蘇生科学の核心をしっかりと理解することを目的としています。看護師が主体となっている点も大きな特徴で、臨床に適した内容が反映されています。
NCLSの特徴
- - アルゴリズムを軸にした講義:NCLSは既存のBLS講習にとらわれず、薬剤投与や対応手順のアルゴリズムを重視しています。
- - 実践的な技術習得:気管挿管の介助やエアウェイ確保手技を学ぶことで、救命処置の技術を高めます。
- - 迅速な判断力の育成:蘇生科学を基に、最短距離で蘇生に向かうための判断力を養います。
このコースでは、オリジナルテキストを使用し、イラストや動画教材を多く取り入れたわかりやすい内容です。また、オンライン講義も一部公開されており、参加者は事前に内容を確認することができます。昨今、院内での蘇生処置に関する知識不足やスキルの低下が懸念されていますが、NCLSではその解決に向けた新しいアプローチを提供します。
言及される課題
最近の調査でも、院内蘇生においてBLS研修で知識が止まっていることが多々見受けられます。例えば、心電図モニターや必要な薬剤に関する知識が欠如しており、適切なアルゴリズムを把握していないことが指摘されています。また、研修後にはスキルが低下し続けるが、それを維持するための環境が整っていない現状も問題です。指導者たちも市民向けのBLSと医療従事者向けの救命処置スキルを混同していることがあります。
これらの問題を解決するために、NCLSは参加者が実際の臨床シミュレーションを通じて習得することで、より実践的にスキルを身につけることが期待されています。看護師にとって必要な知識と技術が身につくこのコースに、ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか。
申し込み方法
詳細な情報及び申し込みについては、
NCLS公式HPをご覧ください。運営団体である急変対応.netやイーエヌアシストのHPも参考にして、充実した学びを体験してください。これからの医療現場で役立つ知識を体系的に習得するまたとないチャンスです。