かんぽ生命が動画編集クラウド「Video BRAIN」を導入
株式会社かんぽ生命保険は、オープンエイトが提供するAIビジネス動画編集クラウド「Video BRAIN」を導入することを発表しました。この取り組みは、社内教育や業務マニュアルの制作、情報伝達の効率化を目指しています。
導入の背景
近年、かんぽ生命では従来の紙ベースの資料では内容が十分に伝わらないという課題が顕在化してきました。特に、社内研修やツールの使い方の説明においては、わかりやすく効率的な情報伝達が求められていました。こうしたニーズを受けて、動画を活用する手法が有効であると判断し、2024年の12月から「Video BRAIN」が活用されることとなりました。
このサービスは、販売促進部、法人営業推進部、カスタマーサービス推進部、CX推進部、みらいデザイン室など、様々な部門で利用され、営業研修動画、社内広報動画、業務マニュアル動画、お客さま応対研修動画など、多岐にわたる動画コンテンツの制作が予定されています。
期待される効果
「Video BRAIN」の導入によって、かんぽ生命は以下のような効果を期待しています。
1.
効率的な情報伝達: 社員が簡単に質の高い動画を制作できることで、業務効率が格段に向上。
2.
理解度の向上: 動画を活用することにより、視覚的に情報を伝えやすくすることで、理解度や情報の定着率が大幅に改善されることが期待されています。
3.
コスト・工数削減: 動画作成経験がない社員であっても、PowerPointの操作感覚で簡単に動画を作成できるため、外部委託費用や作業工数を大幅に削減できる見込みです。
また、作成された動画や関連ドキュメントは統合管理され、営業社員にスムーズに届けられます。オープンエイトのAIナレッジマネジメント「Open BRAIN」を活用し、社内教育の効率化や情報伝達の質の向上も図っていく計画です。
担当者のコメント
かんぽ生命保険のカスタマーサービス推進部では、コールセンターでの顧客対応に関する研修を担当しています。担当者は、「研修効果を向上させることが課題であり、動画を導入することで分かりやすく効率的な情報伝達が実現できると期待しています。」とコメントしています。「Video BRAIN」であれば、動画作成経験がない社員でも、高品質な動画が制作でき、業務フローの変更にも柔軟に対応できるメリットがあります。
オープンエイトについて
オープンエイトは、自然言語処理やコンピュータビジョンを駆使した独自のAI技術を開発している企業であり、さまざまなプラットフォームを提供しています。「Video BRAIN」以外にも、企業のナレッジを統合管理する「Open BRAIN」や情報分析を行う「Insight BRAIN」といったサービスがあります。すでに累計約900社がこのプラットフォームを利用しており、特に日経225に選ばれている企業でも多数導入が進んでいます。
このように、かんぽ生命の新たな取り組みは、動画コンテンツを用いた社内教育や業務効率化の新しい波を生むことが期待されています。