ぷくぷく醸造が創造する新たな日本酒体験
福島県の南相馬市に位置する「ぷくぷく醸造」。ここでは、クラフトビールの醸造技術を取り入れた新しい日本酒が生まれている。特に、12月24日にはその革新的な新商品「ホップどぶろく」がリリースされる。
ぷくぷく醸造の理念
ぷくぷく醸造は、実体を持たないファントムブルワリーとして、低精白の純米酒や、日本酒とクラフトビールの要素を融合させた製品をメインに展開。数年以内に自社の酒蔵を立ち上げることを目指し、現在は福島県内外の酒蔵の協力を得て、地元の米を使用したお酒作りに励んでいる。お酒を介して、福島の田畑を増やそうというビジョンも持ち合わせている。
ホップどぶろくの特徴
ホップどぶろくは、古典的などぶろく製法をモダンにアレンジし、東北の伝承技術を用いて製造されている。この新感覚のどぶろくは、酸の高い白ワインのような味わいと爽やかさを持ち、どぶろくの従来のイメージを覆す一品だ。
具体的には、近年のクラフトビールブームの象徴であるIPAやペールエールから影響を受けたドライホップを使用。これにより、柑橘やマスカットの香りがほんのりと漂う。日本酒の技術にクラフトビールのエッセンスを取り入れ、新しい味わいの世界へと誘ってくれる。
こだわりの製造方法
ホップどぶろくの米麹は伝統的な黄麹ではなく、クエン酸を多く生成する白麹を採用している。また、乳酸菌の発酵を用いたサワリング技術も取り入れ、レモンやすだちのようなシャープな酸味が特徴。市販のホップには、CITRA、IDAHO 7、SABROといった香り高い柑橘系のホップが使用され、フローラルなアロマが広がる。
新感覚どぶろくの楽しみ方
「ホップどぶろく」は、開封時に気泡が吹き出すことがあるため、注意して開栓する必要がある。専用の冷暗所での保管が推奨されており、光による劣化を最小限に抑える工夫もなされている。特に、瓶底に米が固着している場合もあるため、しっかりと混ぜて振ることをお勧めする。
この新しいどぶろくを体感すれば、従来の日本酒の枠を超えた新たな飲みごたえが楽しめる。
ぷくぷく醸造の将来展望
ぷくぷく醸造は今後も、伝統的な日本酒の製法に新たな技術を融合させることで、様々な個性的な味わいを日本酒に与えていく。異なる文化や価値観の交差が生む新しい味わいを、ぜひ体験してみてほしい。
新たな一杯を試すチャンスを逃さず、ぷくぷく醸造の進化を見逃さないでいただきたい。
商品概要
- - 原料米: いわき市産コシヒカリ100%
- - 精米歩合: 90%
- - 内容量: 500ml
- - アルコール度数: 8%
- - 発売日: 2022年12月24日(土)
- - 希望小売価格: 2310円(税込)
注意事項
- - 酵母由来の発泡性があるため、開栓時に吹き出す恐れがあります。
- - 光による劣化を避けるため、冷暗所で保管してください。
- - 開栓前に強く振ることが推奨されます。
この新感覚の日本酒を、ぜひ一度味わってみてください。