進化する企業と社会のためのITインフラ
株式会社電通総研と日鉄ソリューションズ株式会社が、次世代デジタルトランスフォーメーション(DX)とAI技術の高度化を目指し、ITインフラ領域での協業を発表しました。この提携により、両社の強みを活かした新しいサービスが提供されることになります。
協業の背景
日本は今、労働力不足やサプライチェーンの複雑化、サイバーリスクの増大といった厳しい環境に直面しています。このような課題に対応するため、企業がITインフラの柔軟性や自律性を高めることが求められています。電通総研は中期経営計画の「社会進化実装 2027」を掲げ、持続可能な成長を目指しています。一方、日鉄ソリューションズも「NSSOL 2030ビジョン」を基に、知識や技術力を活かし、新しい価値の提供に取り組んでいます。
協業の目的
両社の協業は、電通総研が有する業界に特化したコンサルティング力とシステム開発・実装力と、NSSOLの高信頼なITインフラ技術を組み合わせ、顧客に対する提供価値を向上させることを目的としています。特に、次世代マネージドクラウドサービス「absonne4」を核に、企業に直面するレガシー問題やAI活用、サイバー攻撃対策など、さまざまな課題を解決する方向で進めていきます。
具体的な協業内容
今後の協業では、以下の点にフォーカスします。
1.
ソリューションの共同開発: 電通総研の変革支援力とNSSOLのITインフラ運用力を掛け合わせたソリューションを共同開発し、サービスとして提供します。
2.
営業・マーケティング活動の連携: 両社の顧客基盤を活かし、新たな提案機会を創出します。
3.
ノウハウの共有: 技術や営業のノウハウを共有し、相互に成長を図ります。
「absonne4」の特徴
NSSOLの「absonne」は、エンタープライズ向けに高い信頼性と運用品質を備えたマネージドクラウドサービスです。2026年度下期から提供開始のabsonne4では、日本企業のデータ主権要件に応えるソリューションとして、運用・管理を日本国内で完結できる仕様が特徴です。さらに、200以上のクラウドおよびAIサービスにアクセスでき、サイバー攻撃対策やコンサルティングサービスも最適化された形で提供される予定です。
専門家のコメント
電通総研の営業統括本部長 前島英人氏は、「テクノロジーの発展とともに、次世代を見据えた安全で柔軟なIT基盤の構築が今、企業に求められています」と強調しています。また、NSSOLの岡田康裕氏も、IT業界が生成AIの進化によって大きな変革を迎えていると述べ、両社の協業が新たな価値を生み出すことに期待を寄せています。
今後、電通総研と日鉄ソリューションズは、本協業を通じて急速に変化する企業と社会のニーズに応えるため、次世代ITインフラを起点とした新たなソリューションの創出に向けて取り組み続けます。これにより、持続的な成長を支える基盤を提供し、企業活動の進化を実現していくことでしょう。