企業のAI利活用を促進する新たなコンサルティングサービスが始動

企業のAI利活用とリスク管理を支援

日本ナレッジ株式会社は、AIの活用を進める企業向けにリスク管理と利活用を同時にサポートする新たなコンサルティングサービスを始めました。このサービスは、AI利用のリスク軽減を図るだけでなく、企業の競争力を高めるための重要な施策と言えるでしょう。

新サービスの特長

日本ナレッジでは、BSI社が認定するAIMS審査員資格を有する専門家が、企業が直面するAI関連の複雑な問題に対処するための深い知見を活かしてサービスを提供します。単なるAIの利活用促進に留まらず、AIマネジメントシステム（AIMS）と品質マネジメントシステム（QMS）の統合支援を行います。これにより、企業はAIを安全に活用し、同時に高い生産性と品質を維持することが可能となります。

背景とニーズ

近年、多くの企業が生成AIやその他のAIシステムを取り入れ、ビジネスの効率化と革新を追求しています。しかし、企業がAI技術を正しく統制できなければ、非公式なAIツール（俗に「シャドーAI」と呼ばれる）を使用するリスクが高まり、コンプライアンスやセキュリティ対策に重大な問題を引き起こす恐れがあります。これを回避し、安全にAIシステムを活用するためには、適切なマネジメントとリスク管理が必須です。

AIMSの意義

AIマネジメントシステム（AIMS）は、国際基準としてAI利用のリスクを管理し、高度な信頼性を提供します。この標準を用いることで、企業は内部のAIシステムの整備を進めることができ、信頼性の高い仕組みを構築することが可能となります。また、AIMSはISO9001（品質マネジメントシステム）と同様のアプローチで設計されており、既存のシステムとの整合性を保つことが可能です。

コンサルテーションサービスの提供内容

日本ナレッジのコンサルテーションサービスは、工学博士を擁するエグゼクティブコンサルタントを中心に、具体的な課題解決をサポートします。経験豊富なスタッフは、品質やセキュリティの向上を目指し、様々な支援サービスを展開しています。特に、ソフトウェア開発においては、SaaSベンダーに対する品質改善や、米国のNIST基準に基づくセキュリティ準拠も行っており、幅広いニーズに応えています。

今後の展望

新たに発表されたこのコンサルティングサービスは、今年4月に公開されたAIを活用したテスト自動化ツール「FaRSeT-#」を活用し、テスト作業の効率化を通じてさらなる生産性向上を図る予定です。日本ナレッジは今後も、AI活用を推進するサービスの強化に努め、顧客に対し安心で信頼できるソリューションを提供していく所存です。