アルケリス、ドイツOttobock社と提携し新製品を導入
神奈川県横浜市にあるアルケリス株式会社は、ドイツの義肢装具メーカーOttobock社と販売契約を結び、同社のアシストスーツ「SuitX by Ottobock」の取り扱いを開始しました。この提携により、立ち仕事における労働環境の改善に向けたソリューションを提供し、事業の拡大を図る考えです。
SuitsX by Ottobockの製品
SuitX by Ottobockブランドは、義肢装具のリーディングカンパニーであるOttobock社の製品群で、すでに世界中で30,000台以上の導入実績があります。その多くはIKEAやAmazonのような大規模倉庫、DBシェンカーやDHLの物流現場、さらには自動車関連企業やインフラ関連の作業場で使用されています。今回の販売契約により、アルケリスはこの優れた技術を日本市場に広めることが期待されています。
アシストスーツの特長
今回取り扱いが始まるSuitX by Ottobockの製品は、特に上半身の動的作業に焦点を当てたもので、アルケリスが提供する立ち仕事の静的作業を支援する「アルケリス」や「スタビシリーズ」とのシナジーが見込まれています。
IX SHOULDER AIR(IXショルダー エア)
- - 特長: 肩の負担を40%軽減し、作業効率性を14%向上。流動的な動きをサポートします。作業エリアは自動車の車体組み立てや倉庫作業、農業など多岐にわたります。
IX BACK AIR(IX バック エア)
- - 特長: 腰への負担を56%軽減。19%の生産性向上を実現。軽量でありながら、スペースの限られた環境でも使用可能です。物流や空港でのスーツケース持ち上げに最適です。
CXシリーズ
- - 特長: コンパクトで扱いやすく、力強いサポートを提供します。
展示会でのデモ
アルケリスは、7月に開催される「ものづくりワールド東京」でSuitXの製品を展示する予定です。この展示会は、製品の実際の使用例を見る貴重な機会です。期間は7月9日から11日まで、会場は幕張メッセです。
アルケリスについて
アルケリスは、「世界の立ち仕事をアップデートする」というミッションのもと、立ち仕事の負担を軽減する革新的な製品を開発、提供しているスタートアップ企業です。代表取締役は佐保勝彦氏と藤澤秀行氏で、2020年に設立されました。
今後、アルケリスの新たな製品がどのように労働環境を改善し、また、ビジネスにおいてどのような影響をもたらすのか、大いに期待が寄せられています。