ENEOSとWAKOグループ、中国・四国エリアで高圧太陽光発電所の協業を開始
ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社(以下「ERE」)と株式会社WAKO(以下「WAKO」)、株式会社ALLアセットパートナーズ(以下「AAP」)は、中国エリアおよび四国エリアで、バルクスキーム※1での高圧太陽光発電所の開発について協業を開始することを発表しました。
本事業では、WAKOグループが開発・建設した太陽光発電所をFIP転換したうえでEREが譲り受け、AAPがO&Mを担います。88件49MW規模の発電所を、2023年から2026年の期間に順次着工・建設し、2027年中に全て運転開始する予定です。本事業の発電所で発電した電力は、将来的にオフサイトコーポレートPPAによって需要家へ提供する計画です。
再生可能エネルギー普及に向けた取り組み
近年、再生可能エネルギーへの転換が強く求められる一方で、国内における大規模な太陽光発電所の適地は減少しており、さらにFIT価格の低下によって発電所の開発が難しくなっています。このような状況下、本事業は地域に密着し未利用地を有効活用した太陽光の開発にノウハウのあるWAKOグループと、発電所開発に加え蓄電池活用やコーポレートPPAによる売電に強みを持つEREグループが協働することで、開発難易度が高まる事業環境の中でもスピード感をもって再生可能エネルギーの拡大が実現できる取り組みであると考えられています。
各社の役割と今後の展望
EREグループは、発電事業に加え蓄電池活用やコーポレートPPAによる売電にも注力しており、WAKOグループは、地域に密着した太陽光発電所の開発・運営で実績を積んでいます。両グループはそれぞれの知見を活かし、今後も再生可能エネルギーによる発電事業を通じて、企業のCO2排出量削減に対する問題解決と再生可能エネルギーの普及、脱炭素社会の実現に貢献していくことを目指しています。
※1:複数の発電所を同時並行的に開発・建設することで、大規模な発電容量を確保するスキーム
3社の概要
ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社: 2012年設立。再生可能エネルギーで世界を変えることをミッションに、太陽光・風力・バイオマス発電所の開発・運営を行っています。
株式会社WAKO: WAKOグループの中核企業。オフィス・レジデンスなどの不動産開発・運営、再生可能エネルギー発電所の開発・運営等を行っています。
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株式会社ALLアセットパートナーズ: 2015年設立。不動産コンサルティング、ファンド運営、O&Mなどのサービスを提供しています。
今回の協業は、再生可能エネルギーの普及に向けて、企業間の連携による新たなビジネスモデルを確立する取り組みとして注目されます。今後、両グループがそれぞれの強みを活かして、再生可能エネルギーの更なる普及に貢献していくことが期待されます。