JICとVertexが共催した成長イベントの詳細
2025年10月30日、
株式会社産業革新投資機構(JIC)と
Vertex Ventures Southeast Asia & India(Vertex)が、東南アジアおよびインド市場における成長機会に焦点を当てたイベントを共催しました。この「Unlocking and Capitalizing Opportunities in Southeast Asia and India」と題されたイベントは、日本のスタートアップが国際的な競争力を高めるための重要な情報を提供する場となりました。
イベントの意義
最近の経済成長とデジタル化の急速な進展により、東南アジアおよびインド地域はスタートアップにとって魅力的な市場として注目されています。JICは国内のベンチャーキャピタル(VC)やスタートアップと、海外のVCとの連携を強化する「ゴー・グローバル」戦略を推進しており、このイベントはその一環として位置付けられています。Vertexもこの戦略に賛同し、豊富な知見を提供しました。
Vertex Venturesは、世界中に14の拠点を持ち、この地域でのユニコーン企業の創出に貢献してきた経験を背景に、東南アジアとインド市場の魅力や可能性について熱心に議論しました。
現地市場の共有と具体的なアドバイス
イベントでは、現地市場の動向、成功事例、またグローバルな投資家の視点などが登場し、日本からのスタートアップがどのように国際的な舞台で成長できるかに関する具体的なヒントが得られました。Vertex HoldingsのCEOである
Chua Kee Lock氏は、特に重要な点をいくつか挙げました。彼は、「進出する際は適切な市場の選定、信頼できる現地パートナーの確保、そして製品やサービスの現地化が不可欠である」と強調し、特に「現地化」を軽視することが成功においてどれほど危険であるかを警告しました。また、近年高まる日本のスタートアップへの関心に触れ、彼はより積極的な海外展開を促しました。
参加者には、海外市場に挑戦する国内スタートアップの成功事例も紹介され、言語の壁を克服し、事業の成長を見据えて盲目的な“野心”を持つことの重要性が強調されました。
JICの「ゴー・グローバル」戦略
JICは、日本のスタートアップエコシステムの発展を目指し、「ゴー・グローバル」を重要な支援分野としています。この戦略は、国内のVCやスタートアップが海外のVCと連携を深めるために、さまざまな取り組みを行っています。具体的には、海外の有力VCへの投資を通じて、国内外のVCのつながりを強化することを目指しています。さらに、グローバルな知見やノウハウを国内のスタートアップに還元し、起業家育成やネットワーキングイベントなどの機会も提供しています。
今後の展望
JICは今後も、LP投資や傘下のファンドによる企業への投資に加え、海外の先進的な知見を共有する機会を創出し、ネットワーキング活動に取り組んでいくという方針を示しています。これにより、日本のスタートアップが国際的な競争力を強化し、グローバルな舞台での成功をつかむ一助となることを願っています。
このように、JICとVertexが共催する本イベントは、日本の企業が海外市場に進出するための重要な機会を提供しました。
JICについて
JICは2018年9月に設立された投資会社で、産業競争力強化法に基づいて設立されました。Society 5.0に向けた新規事業の創出やユニコーンベンチャーの育成、地方に眠る将来性のある技術の活用を優先的に進めています。これにより、日本の産業の競争力強化や投資エコシステムの拡大に寄与することを目指しています。