NECと花の国日本協議会の新たな試み
2023年7月17日、東京都港区に本社を置くNECが一般社団法人花の国日本協議会と協力し、初めての花束作りワークショップを開催しました。このイベントは、農林水産省の支援を受けた「ジャパンフラワー強化プロジェクト」に基づいて行われ、家族への感謝の気持ちを花で表現することをテーマにしています。
イベントの背景
NECでは、毎年12月に「Happy Holidays」イベントを通じて社員とその家族への感謝を伝えており、今回は創立記念日という特別な日に、その感謝を改めて花束として表現することが目的です。花の国日本協議会は、企業の従業員のウェルビーイング向上が注目されている中で、感謝の花を贈ることを全国に広めるための重要なステップとしています。
ワークショップの内容と参加者の様子
当日は、NECの共創スペースを会場に、参加費1,500円でワークショップが行われました。テーマはコーポレートカラーの青で、旬の青い花「デルフィニウム」と“感謝”の花言葉を持つ「カスミソウ」を使用しました。ワークショップには70名の社員が参加し、それぞれが家族を思いながら花束を作成しました。
参加者の中には、男性の姿が25%と想定より多く、また20代・30代の若手社員が全体の36%を占め、普段花に接することの少ない社員も花束作りに挑戦しました。参加者たちは英気を養う場を得て、他部門の同僚たちとも積極的に交流を深めることができました。
アンケートによるフィードバック
ワークショップ後、NECは参加社員を対象にアンケートを実施しました。その結果、参加者からは「家族に感謝の気持ちを直接伝えることができて良かった」との声が多く寄せられました。特に、社員の中には自分の作った花束をどう受け取られるか楽しみにしていた様子が多く見受けられました。回答者の中には、花を贈ることで家族との会話が生まれた点や、仕事以外の交流ができた点に感謝の意を示す人が多かったです。
家族の反応
プレゼントされた花束に対する反応も大変好評でした。家族が驚いたり、喜んだりした声が多数寄せられ、その過程で社員の会社への愛着が育まれた様子も見受けられました。特に「青い花が素敵」「どうしてこんな花を?と聞かれた」などの声は、家族との良好なコミュニケーションのきっかけになったことを示しています。
結論と未来の展望
一般社団法人花の国日本協議会およびNECは、このワークショップが社員の感謝の感情を育て、さらには企業への愛着を生み出すポジティブな影響をもたらすことが期待できると感じています。今後もこのようなイベントを継続し、社員が花を通じてウェルビーイングを促進できる環境を構築していく意欲を示しています。花の力で、人々の心が豊かに彩られることを願っています。
花の国日本協議会とNECの取り組み
花の国日本協議会は、2010年に設立され、花の啓発活動を通じて、日本のライフスタイルに花を根付かせることを使命としています。その活動の一環として、今回のワークショップは、新たなチャレンジを形にした成功事例として位置づけられています。NECも、125年の歴史を持つ企業として、このような取り組みを通じて社会をより良くするための技術の革新を続けています。