ユニ・チャームグループの女性支援活動
日本の企業、ユニ・チャーム株式会社は、3月8日の「国際女性デー」に向けて、女性が自分らしく生活できるための活動を紹介している。本日は、同社が展開する様々な取り組みを詳しく見ていこう。
国際女性デーとは
「国際女性デー」は、1975年に国連で制定された記念日で、女性の社会的、経済的、文化的、政治的な貢献を称える日である。この日は、ジェンダー平等を実現するための行動も呼びかけており、多くの団体や個人が活動をしています。
ユニ・チャームの各国での取り組み
1. インドでの生理教育の実施
ユニ・チャームインディアは、アーンドラ・プラデーシュ州政府と協力し、近隣の公立学校において生理に関するワークショップを実施。これにより、1,000人以上の女子生徒が生理について学ぶ機会を得た。生理がまだタブー視されている中、正しい知識を安心して学べる場を提供し、生理用品の選び方についても教育を行った。このプログラムは前年に続き、今年度も継続される予定である。
さらに、女性社員向けに「Break the Glass Ceiling and Power Through」というリーダーシップ開発プログラムも開始され、47人の女性が参加し、オンラインや対面で問題解決を学んでいる。これにより、女性が職場でのキャリアアップを目指す意欲を育むことを狙っている。
2. ケニアでの生理用ナプキンの現地生産
ケニアにおいては、2025年から生理用ナプキン「SOFY Long Lasting」の現地生産を開始する。アフリカ市場における生理用ナプキンの普及率が低い中、現地生産を通じて価格を抑え、多くの女性が安心して使える環境を整えることを目指している。
3. インドネシアの女性リーダー育成プログラム
インドネシアでは、2025年3月13日から女子高校生向けに女性リーダー育成プログラムが実施される。地元の女性部門長がキャリアの中での学びや体験を共有することで、次世代の女性リーダーを育成することを目指している。
今後の展望
ユニ・チャームは、多くの国で仍然として存在する教育や就労機会における男女格差を是正するため、女性がスムーズに社会進出できる環境を整えたいと考えている。生理用製品の提供を拡大し、女性が自身の可能性を最大限に引き出せるような商品やサービスを展開していくことを宣言している。
SDGsとの関連
ユニ・チャームの活動は、国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)に基づいている。教育の普及や女性の社会進出を推進し、社会課題を解決することにより、より良い未来を切り拓く姿勢を見せている。これからもその取り組みには目が離せない。
関連情報や、さらなる詳細については、ユニ・チャームの公式ホームページや国際女性デーのサイトを参照してほしい。