WAKUWAKU、空き家問題解決へ貢献するための取り組みを開始

WAKUWAKUの新たな挑戦

近年、日本では空き家の増加が深刻な社会問題となっています。そんな中、株式会社WAKUWAKU（東京都目黒区）が「全国空き家対策コンソーシアム」に参加したことが発表されました。WAKUWAKUは、中古住宅やリノベーションの流通プラットフォーム「リノベ不動産」を運営する不動産テック企業です。

全国空き家対策コンソーシアムの設立背景

このコンソーシアムは、国や地方自治体、そして民間企業が一体となって、空き家問題に取り組むプロジェクトです。総務省の「令和5年住宅・土地統計調査」によると、全国の空き家数は900万件、空き家率は過去最高の13.8%に達しています。これは、相続や除却、売却といったさまざまな問題を含んでおり、単独の行政だけでは解決が難しい状況です。そのため、専門知識を持つ事業者と相談機関が連携し、協力して解決策を見出そうとする動きが進んでいます。

コンソーシアムの活動内容

全国空き家対策コンソーシアムでは多くの施策を展開しています。具体的には、以下のような活動が行われています。

1. 空き家所有者向けセミナーの実施 - 空き家の所有者に対して、適切な管理や活用方法に関する情報提供を行います。
2. 行政職員向けセミナーの実施 - 行政からの空き家対策支援に関する知識を深めるためのプログラムを実施。
3. 研究・調査 - 空き家問題に関する具体的な研究や調査を行い、データに基づいた政策提案を目指しています。
4. ビジネスマッチング - 参画事業者同士の連携を図り、ビジネス機会を創出します。

WAKUWAKUの代表的な事業

株式会社WAKUWAKUでは、中古住宅とリノベーションの流通をスムーズにするためのプラットフォーム「リノベ不動産」を運営しています。このサービスは、設計から施工、資金計画に至るまでの全過程をワンストップで提供。顧客は、手間をかけることなく「自分らしい暮らし」を実現することができます。特に、建築費の高騰が続く現在、中古住宅への需要はますます高まっていますが、WAKUWAKUではこれに対応するテクノロジーの導入やオペレーションの効率化を進めています。