NEG建築家セミナー:建築界との未来へ向けた共創
日本電気硝子株式会社(本社:滋賀県大津市)とグループ会社の電気硝子建材株式会社は、2024年11月15日、建築界との持続的な関係構築と価値共創を目指す「第1回NEG建築家セミナー」を開催しました。
長年に渡り開催してきた「空間デザイン・コンペティション」で培ってきた建築家とのネットワークを活かし、より深い連携を目指した本セミナー。約70名の建築家が参加し、講演会、製品展示、交流会という構成で、活発な意見交換が行われました。
セミナーのテーマは「風景の建築」。
講師には、著名建築家である原田真宏氏(MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO主宰/芝浦工業大学教授)を迎えました。原田氏の革新的な建築思想と、日本電気硝子の建築資材が織りなす未来の可能性を探る貴重な機会となりました。
セミナーでは、日本電気硝子が提供する様々な建築資材が紹介されました。
ファイアライト®(防火ガラス):高い防火性能とデザイン性を両立させた、安全で美しい建築空間を実現する製品です。
ガラスブロック:高いデザイン性と機能性を兼ね備え、空間演出に幅広く活用されています。東京ベイ潮見プリンスホテルなど、数多くの建築物で使用実績があります。
ネオパリエ®:つやのあるきらめきと深みのある質感が特徴の結晶化ガラス建材。新宿駅西口4号街路など、都市空間を彩る存在感を放っています。
耐アルカリガラスファイバWizARG™:コンクリートの補強材などにも使用される、高い強度と耐久性を誇るガラス繊維です。麻布台ヒルズなど、大規模建築物にも採用されています。
これらの製品は、建築家の創造性を刺激し、新たな建築表現の可能性を広げる存在です。セミナーでは、建築家たちがこれらの製品をどのように活用し、どのような建築空間を生み出せるのか、活発な議論が交わされました。
若手建築家の育成にも貢献
本セミナーは、単なる製品紹介の場にとどまりません。日本電気硝子は、建築家との継続的な対話を通して、製品の新たな活用方法や可能性を共に探求していくことを目指しています。若手建築家の育成という観点からも、このセミナーは大きな意義を持っています。
定員を上回る応募があったため、ZOOMによるライブ配信も実施。首都圏以外に住む建築家にもセミナー内容を届けるなど、広い範囲への情報発信にも成功しました。
30年の歴史を持つ「空間デザイン・コンペティション」
本セミナーは、1994年から2023年まで開催された「空間デザイン・コンペティション」を礎としています。このコンペティションは、若手建築家の育成と新たなガラス建材の可能性を探る場として、30年間にわたり建築界に貢献してきました。多くの受賞者が現在第一線で活躍しており、ガラスの新たな可能性を探求する貴重な機会となりました。
日本電気硝子の取り組み
日本電気硝子株式会社は、特殊ガラスメーカーとして70年以上の歴史を誇ります。半導体やディスプレイ、自動車、電子機器など、多様な分野で特殊ガラス製品を提供しています。今回のセミナーは、同社の「文明の産物を創造する」という創業の精神を体現する、建築界との新たな共創の始まりと言えるでしょう。
今後、日本電気硝子は、建築家との継続的な対話を通じて、建築業界への貢献をさらに深めていくことを目指しています。