筑邦銀行とIVRyが九州の中小企業を支援する新たな取り組み
対話型音声AI SaaS「IVRy」を運営する株式会社IVRyと、筑邦銀行が業務提携を締結しました。この協業は、九州地方に本社を持つ地域金融機関との提携としては初めての試みであり、地元企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する大きな一歩とされています。
人手不足の深刻化と新たな対応
日本では多くの中小企業が人手不足に直面しており、2024年の調査によると、回答者の60%以上が人手が不足していると答えています。このような状況下で、IVRyと筑邦銀行は、AI技術を活用して業務効率化を図り、中小企業の人手不足解消に寄与することを目指しています。
筑邦銀行は、この協業を通じて、IVRyのサービスを顧客に紹介し、業務効率化のニーズに応じたサポートを提供する計画です。これにより、筑邦銀行は「お客さま支援ビジネスの多様化」を実現し、地域密着型のサービスを充実させることができます。
IVRyの革新的な技術
IVRyは、月額2,980円から利用できる対話型音声AIサービスです。ユーザーは電話応答の分岐を自由に設定でき、自動応答や予約代行、録音、文字起こしなど、様々な機能を活用することができます。このようなサービスは、中小企業にとって導入しやすく、AI技術を簡単に利用する手助けとなります。
また、IVRyは毎月のように新機能の開発に取り組んでおり、特に中小企業が抱える業務の自動化や効率化に寄与することを目的としています。顧客管理や外出先での電話対応も可能で、ビジネスの新しいスタイルを提案しています。
今後の展望
今後、IVRyは筑邦銀行との連携を深めることで、地域の中小企業へのサービス提供を拡大し、AI技術が持つ可能性を最大限に引き出す努力を続けていく方針です。また、九州地域における人口減少に対処するため、新たなビジネスモデルを模索し、地域経済の活性化にも寄与することを目指しています。
最後に、IVRyのCEOである奥西亮賀氏は、「私たちは地域のスモールビジネスや中小企業が本質的な業務に注力できるよう、最高の技術を届ける使命を果たしたい」と述べ、これからの取り組みに対する期待を表明しています。
この提携を機に、九州地方の企業が抱える課題解決に向けた新たな道が開かれることを期待しましょう。今後の展開に要注目です。