佐賀県のATMが地域の言葉でご挨拶
この度、佐賀県内のファミリーマートなどに設置されているイーネットATMが、地域の方言で挨拶をする新しい音声サービスを導入しました。これにより、利用者は親しみやすいご当地の言葉でATMを利用することが可能になります。特に観光客や地元の若者たちにとって、地元の文化を感じる出来事となること間違いなしです。
サービスの概要
株式会社イーネットは、佐賀銀行と連携し、9月2日からこのサービスを開始しました。ATMへのカード挿入時には「いらっしゃいませ」と、取引後のカード返却時には「ありがとうございました。またお越しください」と、地元の言葉で挨拶を行います。このアイデアは、佐賀大学の言語学博士、古賀弘毅氏の監修の元、県内を4つのエリアに分け、各エリアを代表する佐賀銀行の行員が音声を担当しています。
現在、このご当地言葉対応ATMは、73台が設置されており、その内訳はファミリーマート70台、ポプラ2台、九州佐賀国際空港1台となっています。これにより、利用者は県内どこでもこの新しい体験を楽しむことができます。
ご当地言葉対応ATMの展開
イーネットATMは、地域に密着した身近なATMを目指し、2012年に沖縄県でこのご当地言葉サービスを開始しました。その後、全国16府県のさまざまな場所に展開しており、各地域の文化や方言に触れる機会を提供しています。これまでにサービスを開始した地域は次の通りです。
- - 2012年: 沖縄県(本島)
- - 2015年: 宮崎県、高知県
- - 2016年: 石川県、京都府、三重県
- - 2017年: 福岡県
- - 2018年: 愛媛県、沖縄県 (宮古島、石垣島)
- - 2023年: 広島県、長崎県、熊本県
- - 2024年: 岡山県、大分県、佐賀県、鳥取県、島根県
このサービスを通じて、地元の方々だけでなく、訪れる観光客にも地元の文化を感じてもらえるのが大きな魅力です。
デジタルサイネージとの連携
さらに、ATMの上部にはデジタルサイネージが設置され、地域の名所の写真と合わせて、各地のご当地言葉を紹介する動画が流れています。音声ナシでの放映ですが、15秒間の映像が約5分ごとに更新され、ATMの利用者に視覚的にも地域の情報を提供しています。
まとめ
この取り組みは、地域経済の活性化や観光促進に寄与するものであり、地域住民にとっても嬉しいサービスです。今後もイーネットは、地域に根ざしたATMを通じて、皆様にサービスを提供していく方針です。
詳細な情報や他の地域のご当地言葉については、イーネットの公式ウェブサイトをご覧ください。