Red Havasが新たなPRエージェンシーとして誕生、メディア戦略を進化させる
Red HavasがPR部門を再編成
最近、Havasグループが新たに設立したブランド「Red Havas」が、PR業界における新たな挑戦を開始しました。この新ブランドは、マージドメディア(Merged Media)モデルに基づいて、PR戦略をより効果的に進化させることを目的としています。PRの役割が日々変化する中、企業は特にこの分野での新しいアプローチを必要としています。
マージドメディアモデルの導入
Red Havasは、メディア消費の統合を図り、従来の印刷メディアとデジタルメディア、ソーシャルメディア、データを融合させた新しい形のPRサービスを提供します。この「マージドメディア」という考え方は、特に現代のマルチメディア環境において効果的です。コンテンツやソースをシームレスに統合し、ブランドがオーディエンスとどのように結びつくかを再定義します。これにより、現代のユーザーに応じたスピードと方法での広告展開が可能となります。
新たなブランド統合の発表
最近、ニューヨーク、ニューイングランド、フェニックス、ピッツバーグを拠点とするHavas PR North America、およびオーストラリア、シンガポール、フィリピンのRed Agencyが新ブランドの下で再編成されることが発表されました。これにより、アーンドメディア部門、SNS広告部門、経験価値部門、コンテンツ部門が統合され、より効果的なPR戦略を展開できます。また、ロンドンに新拠点を設け、マンチェスターやエジンバラ、ベトナム、ジャカルタのPR部門も再編成していきます。
データ主導の投資
Red Havasの誕生に伴い、新たに導入されるリスニングプラットフォームや予測アナリティクスプラットフォームに焦点を当てた大規模な投資が行われる予定です。これにより、データ、コンテンツ、カスタムインサイトツールの利用が加速し、クライアントへのサービスが強化されます。このようなデータを駆使することで、クライアントのニーズをより深く把握し、効果的なコミュニケーションを実現します。
PRの新たな役割
Havas PR Global CollectiveのグローバルCEOであるジェームズ・ライト氏は、「PRはブランドや組織のストーリーを日常会話に織り込む重要な役割を果たします。現代のユーザーに適した広告を展開させるためには、各種コンテンツとソースの統合が不可欠です」と語っています。
HavasグループのCEO、ヤニック・ボロレ氏も「Red Havasは新しいミクロ構造のネットワークを通じて、PRの価値を再定義する」とコメントしており、今後の展望に自信を示しています。
世界的な拠点展開
Red Havasは、オーストラリアをはじめ、インドネシア、フィリピン、シンガポール、イギリス、アメリカ、ベトナムなど、世界各地に拠点を展開しています。今後18–24カ月以内には、日本と南米への事業拡大も計画されています。これにより、グローバルなPR戦略をさらに強化し、ブランドが求める変化を実現することが期待されます。
現代のメディア環境に適応し、PRという分野で新たな価値を創出するために、Red Havasの今後の動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
Havas SA
- 住所
- 29-30 Quai de Dion Bouton 92800 PUTEAUX FRANCE
- 電話番号
-