ウイングアーク1stが新たな帳票基盤サービスを開始
ウイングアーク1st株式会社は、2023年11月1日(金)から「invoiceAgent Enterprise Cloud」を提供すると発表しました。このサービスは、大企業向けに設計された統合帳票基盤として、業務のデジタル化を推進しています。価格は220万円からで、月額や初期費用は別途かかります。
帳票は企業の取引や業務において重要な役割を果たすものですが、従来のシステムでは個別に開発されることが多く、運用コストの増大や法令対応の煩雑さが課題となっていました。「invoiceAgent Enterprise Cloud」は、これらの問題を解決するために開発されました。
このサービスは、日々数十万件の帳票を出力する能力があり、数万ユーザーによる利用が可能で、さらに数億件の文書を保管することもできます。また、帳票の受配信も数十万件以上に対応しています。
ウイングアーク1stが提供する印刷管理機能を有する「SVF」や、電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」、データ分析ツール「Dr.Sum」など、必要に応じた機能を組み合わせることができるため、統一された運用が実現します。これにより、企業間の商取引をスムーズに行うことができ、業務の効率化が期待できます。
さらに、「invoiceAgent Enterprise Cloud」では、プライベートクラウド環境の利用も可能で、大量の文書保存が必要な場合にもスケールアウト機能を活用できます。統合的な権限管理やアクセスコントロールが組み込まれているため、安全に他システムとの連携も行え、日常業務の管理が簡素化されます。
ウイングアーク1stの執行役員である崎本高広氏は、「私たちが提唱するデジタル帳票基盤を通じて、取引のデジタル化を進め、業務の自動化を実現したい」と語り、「invoiceAgent Enterprise Cloud」を利用することで、より短期間で高品質な帳票生成が可能になることに期待を寄せています。
デジタル帳票基盤の重要性
ウイングアーク1stが提唱するデジタル帳票基盤は、商取引に関わる帳票の生成、保管、取引先への配信を一元化するプラットフォームです。技術の進化により、今まで手作業で行っていた業務がデジタル化され、生産性向上が図れる仕組みが整っています。
デジタル帳票基盤を利用することで、企業間のコミュニケーションがスムーズになり、業務の非効率性が解消されます。特に、大企業においては複雑な業務プロセスの中で、帳票管理のデジタル化は不可欠な要素となるでしょう。
「invoiceAgent Enterprise Cloud」によって、帳票業務がより効率的に行われ、企業の成長に寄与することが期待されています。今後もウイングアーク1stは、デジタル帳票基盤の進化を続け、顧客への価値提供を強化していくとしています。
これからの企業における帳票業務の自動化やデジタル化の重要性はさらに増すでしょう。「invoiceAgent Enterprise Cloud」の導入により、新たなビジネスチャンスが広がることを期待しています。