JSTQBが発表した日本語版シラバス
2024年8月9日、ソフトウェアテスト技術者資格認定を行うJSTQB(日本ソフトウェアテスト技術者資格認定機構)は、
「Advanced Level シラバス テクニカルテストアナリストv4.0」の日本語翻訳版を公開しました。この新しいシラバスは、主にソフトウェア開発やテストに携わる技術者向けに設計されており、技術的な知識を体系的にまとめています。
シラバスの特徴
本シラバスでは、技術的なテストに関する幅広い情報が提供されています。以下にその特徴を示します:
- - 非機能テストの充実した取り扱い: ソフトウェアのパフォーマンスやセキュリティ、信頼性といった技術的な側面に重点を置いています。
- - 静的テストの導入: レビューや静的解析などの手法を取り入れ、安定性や品質の向上を目指す情報が盛り込まれています。
- - テスト自動化の支援: 自動化ツールやプロセスに関する理解を深めることができる内容です。
シラバスの構成
シラバスは全6章から構成されており、以下のような内容が含まれています:
- - 第1章: リスクベースドテストにおけるテクニカルテストアナリストのタスク
- - 第2章: ホワイトボックステスト技法
- - 第3章: 静的解析と動的解析
- - 第4章: テクニカルテストのための品質特性
- - 第5章: レビュー手法
- - 第6章: テストツールと自動化
これらの章を通じて、テクニカルテストアナリストとして必要な知識を網羅的に学ぶことができます。
ダウンロードについて
このシラバスは、
JSTQBの公式サイトから無料でダウンロード可能です。テスト技術を学びたい方はぜひ活用してください。
JSTQBについて
JSTQBは、2005年4月から国際的なテスト技術者認定機関であるISTQBに加盟し、日本国内でのソフトウェアテスト技術者資格認定を行っています。JSTQBが提供する資格は、国際的にも有効な資格として認知されています。詳細情報や資格取得に関する情報については、
JSTQBの公式ウェブサイトをご覧ください。
まとめ
この最新のシラバス「Advanced Level シラバス テクニカルテストアナリストv4.0」は、技術者が専門的な知識を深め、ソフトウェアテストのスキルを向上させるための重要な資料です。今後もJSTQBは無料で学習資料を提供し、日本のソフトウェアテスト技術の発展に寄与していくことが期待されています。