村山由佳が受賞
2025-08-25 10:28:49

徳間文庫大賞2025発表!村山由佳の『雪のなまえ』が栄冠に輝く

徳間文庫大賞2025が決定!



今年で第11回を迎える「徳間文庫大賞2025」が発表されました。この栄えある賞は、目利きの書店員が選ぶもので、現在最も売りたい徳間文庫の一冊をもとに決定されます。今年の受賞作に選ばれたのは、村山由佳さんの著作「雪のなまえ」です。さっそくその詳細を少し掘り下げてみましょう。

受賞作『雪のなまえ』について


「雪のなまえ」は、親子で読みたい感動の家族ドラマであり、現代の子どもたちの心に響く物語が描かれています。高校入試でも頻出の作品としても知られ、読者から高い評価を得ています。物語は、小学5年生の少女・雪乃が、父とともに長野での新たな生活を始めることからスタートします。夢見た田舎暮らしを求めて突然会社を辞めた父と、東京に残る母との間で引き裂かれた家庭の苦悩が描かれています。

雪乃は新しい環境や人々に触れ、心の中に抱える痛みや苦しさを乗り越えていく様子が描かれ、特に彼女の心が大自然や地元の人々、同級生との出会いによって癒されていく様は、思春期の葛藤をリアルに表現しています。読者は彼女の成長を見守ることで、自らの人生にも励まされることでしょう。

選考過程と受賞者の感想


今回の受賞作は、約119作品の中から選ばれたノミネート作品3冊を実行委員会のメンバーが読み、得点形式で投票を行った結果決定されました。選考に関わった委員たちは、物語の持つメッセージや家族の絆、社会の問題を豊かに描いている作品であることを評価していました。

村山さんは受賞のコメントを通じて、作品がもともとは「日本農業新聞」の連載小説として生まれたことを述べ、「国が農業を軽視しがちな中、農業にスポットを当てた作品を皆様に届けられたことに感謝しています」と語っています。

これからの展開


受賞作は2025年11月ごろから、受賞記念の帯に巻き替えられた形で全国の書店で展開される予定です。また、新しい帯や書店での展開に関する情報は、徳間文庫大賞特設サイトで随時更新される予定ですので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

- 徳間文庫大賞 特設サイト

著者プロフィール


村山由佳さんは1964年生まれで、立教大学を卒業後、小説すばる新人賞を受賞しデビューを果たしました。その後も、数々の賞を受け継ぎながら著書を発表しており、幅広いジャンルで多くの作品を世に送り出しています。特に「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズや『風よ あらしよ』は多くのファンを魅了しており、エッセイでもその独自の視点が人気です。

過去の受賞作品


徳間文庫大賞は2015年に設立され、これまでに多くの優れた作品が受賞しています。その中には、武内涼の『妖草師』や原田マハの『生きるぼくら』、鈴峯紅也の『警視庁公安J』などがあり、毎年多くの注目を集めています。

まとめ


「徳間文庫大賞2025」の発表は、読者だけでなく書店員たちにとっても特別なイベントです。今年度の受賞作「雪のなまえ」は、内容の深さと感動性から、多くの人々に愛されることでしょう。村山由佳さんの他の作品とも合わせて、ぜひご一読をお勧めします。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
株式会社徳間書店
住所
東京都品川区上大崎3-1-1目黒セントラルスクエア
電話番号
03-5403-4300

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。