未来を見据えた健康素材、ヤナギラン抽出物ENOTphagy®︎
健康や美容に関する研究が進む現代において、自然由来の素材は特に注目されています。その中でも、AL-FOODS株式会社が開発・販売する「ヤナギラン抽出物(ENOTphagy®︎)」が、日本オートファジーコンソーシアムの「原料ポジティブリスト」に正式に登録されたことは、注目のニュースと言えます。これはオートファジーという健康維持機構に基づく次世代のウェルネス素材としての評価を裏付けるもので、今後の活用が期待されています。
オートファジーの存在意義
オートファジー(Autophagy)とは、細胞の中で不要な物質を分解し、再利用する生命維持のメカニズムです。2016年にこの分野の研究で大隅良典教授がノーベル生理学・医学賞を受賞して以来、細胞の掃除機能が多くの健康問題にどう影響するのかが研究されてきました。老化や神経変性疾患、代謝異常など多岐にわたる健康課題にオートファジーが関与していることが明らかになっています。
ヤナギランとは
ヤナギラン(学名:Epilobium angustifolium L.)は北欧やシベリアで古くから「癒しのハーブ」として利用されてきました。ヤナギランに含まれる主要成分「エノテインB」は高い抗酸化性と抗炎症性を有し、健康維持に欠かせない成分となっています。AL-FOODSでは、この成分を高濃度で含有するヤナギランエキスを独自の抽出技術で作り上げ、オートファジーを活性化させる研究を進めています。
ヒト試験の成果
ヤナギラン抽出物の効果を裏付けるため、近年数々のヒト試験が実施されています。2021年にはイタリアで行われたランダム化二重盲検プラセボ対照試験において、夜間頻尿患者がヤナギラン抽出物を摂取した結果、排尿の回数や睡眠の質が改善される傾向が確認されました。また、2023年には日本で同様の試験が行われ、夜間頻尿に伴う生活の質(QOL)の向上が見られました。さらに、肌に対する効果に関しても研究が進行中です。
登録の意義と今後の展開
日本オートファジーコンソーシアムによって認められたことは、ヤナギラン抽出物が学術的に妥当で、品質管理がしっかりされていることを意味します。この登録を受けて、ヤナギラン抽出物は様々な機能性表示食品や美容製品などへの利用が期待されています。
開発者の意見
AL-FOODS株式会社のヘルスケア事業部部長、向井勇樹氏は次のように述べています。「オートファジーは生命の基本的な再生システムであり、その研究成果を実生活に役立つ形で提供したいと考えています。ヤナギラン抽出物の登録は私たちの理念が評価された結果であり、今後も大学や研究機関と連携していく予定です。」
このように、ヤナギラン抽出物はただの健康素材ではなく、科学的根拠に基づく効果が期待されています。今後の研究と展開に大いに注目が集まります。