マクアケ、AIを駆使した挑戦者支援の新たなステップ
日本のクラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」が、AI技術を活用して挑戦者の事業成長を支援する新たな取り組みを始めました。これは、46,000件以上のプロジェクトに対し培ったノウハウやデータをAIで体系化することを目的とし、挑戦する事業者にさらなる価値を提供しようというものです。
1. 段階的なデータの蓄積
マクアケは2013年に設立され、新商品やサービスを求める事業者とそれを応援する生活者とのマッチングを行ってきました。その成果として、サービス開始から約12年間で46,000件を超えるプロジェクトを支援し、その中には1,000万円以上の応援購入を達成したプロジェクトが1,900件以上も存在しました。このような実績に基づき、マクアケは「挑戦者の事業成長パートナー」としての役割を強化するため、AI活用を進めています。
2. AI活用の必要性
最近、企業が直面する人手不足問題に対処するため、業務の効率化が喫緊の課題となっています。マクアケではこの社会の流れに応じて、AIを用いて業務を効率化させる新しい施策を打ち出しています。
特に、キュレーターが担当する業務は、魅力的な商品や体験を紹介するための伴走支援が必要であり、どうしても時間がかかってしまうものです。このため、キュレーター同士の情報交換を促進しつつ、AIの導入によりさらなる質の向上を目指しています。
3. AIによる業務の変革
マクアケでは、プロジェクトに対するキュレーション業務が行われていますが、これには多くの時間と労力が必要です。具体的には、プロジェクト実施前に商品の理解を深めたり、実行者からのフィードバックを受けたりする責任があります。また、プロジェクトが終了した後も、顧客への対応が求められます。これらすべての業務を迅速かつ高品質に遂行するためには、新たな業務プロンプトの利用が不可欠です。
AIを通じて、ページ構成や必要な項目の指摘を行うプロンプトが開発され、キュレーターはこれを活用することで、提案のリサーチにかかる時間を最大75%も削減することに成功しています。これにより、キュレーターはよりクリエイティブな提案へ集中できるようになっています。
実績と今後の展望
AI活用により、プロジェクトページの準備期間が短縮されるなど、目に見える効果が出始めています。具体的には、プロジェクトページのフィードバックにかかる日数が3営業日から1営業日に短縮されたケースも出ており、実行者への迅速な報告が可能になっています。
今後もマクアケは、46,000件を超えるプロジェクトから得たデータとノウハウをさらに進化させ、挑戦するすべての事業者が成功するための支援を続けていきます。こうした取り組みを通じて、``生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がる''世界を実現していくことを目指しています。マクアケの挑戦は今後も続きます。
4. Makuakeのサービスについて
「Makuake」は、プロジェクト実行者が開発した新商品やサービスを生活者が先行購入し応援するプラットフォームです。全国の金融機関との連携を通じて、多くの事業者がこのサービスを利用しており、新たなトレンドを創造し続けています。マクアケの公式サイトには、詳細やプロジェクト情報が掲載されています。ぜひ訪れてみてください。