TactoTek社が2025年CESイノベーションアワードで二冠達成
フィンランドに本社を置くTactoTek社は、国内総代理店であるコーンズテクノロジー株式会社を通じて、日本市場に革新技術を発信しています。この度、2025年CESイノベーションアワードで、同社の『射出成形構造エレクトロニクス(IMSE®)技術』がVehicle Tech and Advanced Mobility部門で二つの賞を受賞しました。
IMSE技術プラットフォームの受賞
まず一つ目の受賞は、TactoTekのIMSE技術プラットフォームです。この技術は、エレクトロニクス、機械構造、外観を一体化する画期的なプラットフォームであり、薄型でシームレスなデザインを実現します。具体的には、アンビエント照明、タッチコントロール、フィルム基板、さらにはアンテナなど、視覚的に魅力的で高機能なスマートサーフェスを制作することができます。
IMSE技術プラットフォームの特長として、カーボンフットプリントの削減や、自動車業界の厳しい性能基準をクリアすることが挙げられます。また、同技術は多くの自動車OEMにより評価され、その導入が進んでいることが特徴です。
車両用インテリジェント照明ドアパネル
もう一つの受賞項目は、車両用インテリジェント照明ドアパネルです。この製品は、ユーザーの好みに応じた環境照明を提供し、車両センサと統合することで状況認識を強化します。薄型で一体成型されたこのドアパネルは、均一なRGB照明と動的な照明効果を兼ね備え、より親しみやすく、便利な車内空間を演出します。
IMSE技術によるこのドアパネルは、従来の製品よりも高い輝度と照明効率を誇り、LEDの数を大きく削減しています。これにより、消費電力を抑えることができ、持続可能な技術開発への貢献も果たしています。
社長のコメント
TactoTekのCEOであるJussi Harvela氏は、今回の受賞に際し、「IMSE技術が評価され、2つのCESイノベーションアワードを受賞できたことを嬉しく思います。私たちは、顧客が持続可能な製品を開発できるよう支援し、IMSEソリューションを様々な産業に拡大していきます」と述べています。
TactoTek社について
TactoTek社は、IMSE技術の開発・ライセンス供与を行っている世界的なリーダー企業です。自動車や航空、スマートホーム、産業、医療などの分野で、TactoTekの技術が活用されています。デザイナーはIMSE技術を利用して、従来の構造をインタラクティブなスマートサーフェスに変換することができ、より持続可能な次世代ユーザー体験を提供しています。
CESイベントについて
CESは、世界中のテクノロジーリーダーが集まる場であり、2025年の開催は1月7日から10日までラスベガスで行われます。この場でTactoTekはさらに新しいパートナーシップを構築し、グローバルな展開を進めていくことでしょう。TactoTekのIMSE技術による新しい時代の幕開けが期待されます。
詳しくは、
TactoTekの公式サイトをご覧ください。