アークエッジ・スペース
2024-10-17 15:48:44

アークエッジ・スペースが選定されたLEO PNTプロジェクトの期待と展望

アークエッジ・スペースがLEO PNT事業者に選定



東京都江東区に本社を構える株式会社アークエッジ・スペースは、2024年10月11日、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が実施する「低軌道測位衛星システム(LEO PNT)に関するフィージビリティスタディ」に選ばれました。このプロジェクトは、小型衛星コンステレーションを利用し、より高精度で強力な測位情報を提供することを目指しています。

低軌道測位衛星システムについて


LEO PNTは、高度900~1,200kmの低軌道を周回する衛星によって、国際的に位置情報サービスを高める新しいシステムです。従来のGNSS(Global Navigation Satellite System)は、約20,000kmの高度から信号を送るため、その信号が弱く、様々な干渉の影響を受けやすいのが課題でした。それに対し、LEO PNTは低空での高強度信号を発信することで、安定した測位情報を実現します。

特に近年、ジャミング(信号妨害)やスプーフィング(信号の偽装)が問題となっている中、LEO PNTの強力な信号はこれらの脅威に対抗する手段とも期待されています。さらに、精度の高い測位情報は、自動運転車や自動農業など、さまざまな先端技術に応用される見込みです。

フィージビリティスタディの内容


このフィージビリティスタディでは、以下の項目が評価されます:
  • - 低軌道測位衛星システム及び衛星コンステレーションに関するトレードオフ評価
  • - 衛星でのGNSS航法及び測位信号生成のオンボード評価
  • - 使用する信号形式や周波数帯の評価
  • - LEO PNT実証ミッションの概念設計
その実施期間は2024年10月から2025年3月までとなります。

市場の期待とアークエッジ・スペースの取り組み


2024年の欧州連合宇宙局による市場レポートでは、GNSS関連の市場が今後の10年間で2.2倍に成長すると予測されています。多くの分野で特に重要なのは道路や交通、農業、都市開発の分野であり、これらの用途にはLEO PNTの精度の高い測位サービスが大いに貢献すると考えられています。

アークエッジ・スペースは、これら新たな可能性を追求しつつ、既存プロジェクトとのシナジーを生かしていく方針です。特に、月測位衛星システム(LNSS)の開発にも取り組んでおり、次世代の宇宙インフラ整備に寄与していく意向です。

未来の高度自動化社会に向けて


LEO PNTは、地球低軌道に浮かぶ衛星群が発する強力な信号によって、測位、航法、タイミング情報を確実に提供します。これにより、自動運転車やその他の自動化にかかわる技術の進化が促進され、安全な未来社会の実現に向けて大きな一歩となるでしょう。アークエッジ・スペースは、こうした新たな測位サービスを通じて、より安全で豊かな未来をゆうに実現することを目指しています。

アークエッジ・スペースは、小型衛星の企画から設計、運用に至るまでの総合的なソリューションを提供する企業です。今後も、宇宙技術の発展に寄与し、様々なミッションに応えるべく努力していくことでしょう。

会社概要


  • - 会社名:株式会社アークエッジ・スペース
  • - 本社所在地:東京都江東区有明一丁目3番33号
  • - 代表者:福代孝良
  • - 設立:2018年7月
  • - 公式ウェブサイト: https://arkedgespace.com/


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
株式会社アークエッジ・スペース
住所
東京都江東区有明一丁目3番33号ドーム有明ヘッドクォーター3階
電話番号
03-5844-6474

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。