Jamfが提供する新しいAIガバナンス機能の詳細
企業におけるAppleデバイスの管理で知られるJamf(本社:米国ミネソタ州ミネアポリス)が、業界初となるMac向けのAIコントロールプレーン「AIガバナンス」の提供を発表しました。この機能は、2026年6月30日から実施され、企業がAI導入による生産性向上を実現しつつ、同時に新たなセキュリティおよびガバナンス課題に対応することを目的としています。
AIガバナンスの背景と必要性
昨今、AI技術の進化により企業は業務効率の改善を目指してAIツールを多く導入していますが、その一方で管理の複雑化やセキュリティ問題が浮上しています。Jamfが行ったAIガバナンス調査によると、AIツールを導入する企業の約70%が利用している中、22%の企業がコストやセキュリティに関するインシデントを経験していることが分かりました。
このような課題を解決するために、Jamfはデバイス管理からセキュリティ対策までを網羅した「Jamf for Mac」の一部として、AIガバナンス機能を提供します。この機能を利用することで、IT・セキュリティ部門は組織内で使用されているAIツールの可視化、アクセスポリシーの適用、および監査レポートの生成がスムーズに行えるようになります。
AIガバナンスの主な機能
JamfのAIガバナンスは、以下の主な機能を提供します:
1. 利用状況の可視化
AIアプリケーションの可視化機能は、特にシャドーAIの検出に役立ちます。これにより組織内でのAIツールの実際の利用状況を把握し、適切に管理することができます。具体的には、AIツールやエージェント、LLMランタイムを把握し、新たなツール導入を必要とせずに可視化を実現します。
2. 適切な利用の制御
AIアクセスポリシーを設定することで、使用を許可されたAIツールを明確化し、そのポリシーを全社に適用できます。「高セキュリティ」「バランス型」「開発者向け」などの異なるセキュリティレベルを選択することで、部署やプロジェクトに応じた柔軟な管理が可能になります。
3. ガバナンスレポート
経営層向けにAI利用状況を可視化したレポートが生成され、CIOやCISOが組織全体のAI活用の状況を把握するのを助けます。これにより、経営レベルでの意思決定の質が向上し、リスク管理も充実します。さらに、SIEMとの連携により、既存のコンプライアンス要件に基づいた監査やレポーティングにも対応できます。
企業に必要なAIガバナンスの実態
調査によると、企業のAI導入は「どのように管理しながら活用するか」という段階に移行しており、AIガバナンスは非常に重要な要素となっています。特に、以下の項目が企業におけるAI運用の優先事項にリストアップされています。
- - IT業務の自動化(44.4%)
- - AI生産性支援ツールの導入(41.0%)
- - AIガバナンスの確立(36.7%)
また、AI導入に伴い、未承認のAIツールの利用や管理の複雑化といった新たな課題も露見しました。これにより、企業はAIの活用を拡大すると同時に、より高度な管理体制の構築が求められています。Jamfの「AIガバナンス」は、こうした課題解決に向けた強力なツールとして注目されています。
未来を見据えたJamfの取り組み
Gartner®の予測によると、AIガバナンスへの支出は2026年には4億9,200万ドルに達し、2030年には10億ドルを超える見込みです。企業は早めに必要なツールや戦略を見直さなければなりません。この市場動向の中で、JamfはAppleデバイスを安全かつ効率的に活用するための支援を通じて、企業の成長を促進していく考えです。
AIガバナンスに関する詳細は、
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