eスポーツ外来診療の新たな試み
近年、eスポーツが急速に普及し、実際の競技者が増加する中で、この新しいスポーツ形式に特化した心療内科の診療メニューが登場しました。2022年6月14日より開始された「eスポーツ外来診療」は、特にオンラインゲームやデジタルサービスに取り組むことで生じるさまざまな健康問題に対応することを目的としています。
診療対象者
この外来診療の対象となるのは、以下のような悩みを抱える方々です:
- - eスポーツやオンラインサービスを利用することで、脳機能が低下したり、睡眠障害や身体の不調(頭痛、肩こり、腰痛など)を感じている方。
- - eスポーツを通じて理想的なパフォーマンスを維持したいと考える方。
- - ゲームやオンラインサービスが、日常生活に影響を及ぼしている方。
提供される治療内容
この外来診療では、以下のような治療やサポートが受けられます:
- - 医師によるカウンセリング:個々の症状や問題について、専門医が直接対話し、理解を深めることで治療方針を考えます。
- - 認知機能検査:PCを用いた精密な脳機能チェックを行い、自身の状態を把握するサポートをします。
- - サプリメント処方:心身の不調を改善し、パフォーマンス向上に繋がるサプリメントをご提供します。
オンラインでの診療も可能なため、自宅にいながら専門的なケアを受けることができるのも大きな魅力です。
ただし、一部の検査(栄養解析や自律神経バランス分析など)は、来院が必要であるため留意が必要です。
料金について
診療は自由診療となり、相談料は30分で15,000円(税込16,500円)が基本です。以降は5分ごとに料金が加算されます。検査やサプリメントの代金は別途かかるため、事前に確認しておくことが推奨されます。
背景
心療内科・精神科におけるこの新しい診療メニューは、近年の社会状況を反映したものです。eスポーツが単なる娯楽としてだけでなく、競技として認識されるようになり、それに伴ってその影響も考えなければなりません。特に高齢者にとっては、eスポーツが認知症予防に役立つ可能性があるとされており、今後の発展が期待されています。しかし、その一方で、集中しすぎることによる身体的・精神的な問題も顕在化しています。
医療法人社団TLC医療会ブレインケアクリニックでは、栄養や生活習慣が脳及び身体へ与える影響についても深く考え、ゲーム依存症などの病的行動改善に向けたアプローチを提供しています。デジタル技術が進化しても、基本となる健康が心身共に重要であることは言うまでもありません。
医療法人の紹介
この取り組みの背後には、今野裕之医師がディレクターとして就任しているブレインケアクリニックがあります。彼は精神保健指定医であり、精神疾患や認知症に関する専門的な知識を持っており、その経験を活かして診療を行っています。
今野医師の経歴を見ても、大学病院での勤務経験や、精神科産業医としての活動など、豊富な経験があることで信頼性も高くなっています。彼の多くの著作もあり、心と身体の健康に関する深い知識を持つ医師として注目されています。
お問い合わせ先
本診療に関する詳細は、ブレインケアクリニックまでお問い合わせください。直接の電話またはメールでの問い合わせが可能です。
この新たな診療メニューに興味を持つ方々が、自分自身の健康を見直し、最適なサポートを受けるきっかけとなることを期待しています。