備前市の海を守る
2024-02-21 09:30:51

全国の大学生が岡山県で里海保全活動を実施

大学生90名が岡山県で里海保全活動を展開



岡山県備前市日生町で、全国の大学生が参加する里海保全活動が行われます。NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)が主催し、2月23日から26日の4日間、90名の学生が参加します。

この地域は、豊かな自然資源が魅力ですが、人口減少が課題となっています。1975年をピークに、現在まで減少を続けており、2050年には15,000人まで減少すると予測されています。

日生町には、鹿久居島(かくいじま)や頭島(かしらじま)など、多くの島々がありますが、これらの地域も例外ではありません。海岸での漁業、特にカキの養殖が盛んだった過去もありますが、高度経済成長期には環境汚染が発生し、海の生態系に悪影響を及ぼしました。

こうした問題に対処するため、地域の漁師たちはアマモ場の復活に取り組んできました。生物多様性を保ちながら、持続可能な漁業を支える「里海」としての取り組みは、今や地域の誇りとなっています。ただし、人口減少に伴う労力不足は依然として課題です。

学生たちの活動内容



今回の活動では、学生たちは鹿久居島での清掃活動や、日生町で開催される「かき祭」の運営補助を行います。

  • - 鹿久居島清掃 では、海岸に漂着したゴミの回収を行い、地域住民と共に海洋ゴミ問題について学びます。

  • - かき祭運営 においては、交通管理などを手伝い、地域とのつながりを深めることを目指します。また、日生産の牡蠣を使用した「牡蠣スンドゥブ」の販売も行い、その売上は里海保全への募金に充てられます。

さらに、IVUSAはこれまで16回にわたり、地域の里海保全に貢献してきました。今回の活動は、それに続くものとなります。

開催日程は、2024年2月23日から26日で、参加するのは全国各地から集まった大学生約90名。IVUSAの活動は、地域の持続可能な開発に貢献することを目指しています。

IVUSAについて



NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)は1993年に設立され、環境保護、地域活性化、国際協力など幅広い分野で活動しています。その活動は2006年に内閣総理大臣表彰を受けるなど、多くの支持を得ています。

今回の里海保全活動を通じて、学生たちは地域に根ざした取り組みと、持続可能な社会の形成に寄与することを目指します。未来の世代に美しい海を残すため、学生たちの情熱と努力が、地域にどのような変化をもたらすのか注目です。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会
住所
東京都世田谷区宮坂1-34-4ザ・アゼリアハウスB棟102
電話番号
03-3418-1840

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