中継輸送の実証実験
2022-05-30 09:00:04
物流の新時代へ向けた中継輸送の実証実験が始動
新たな物流の形 中継輸送の実証実験
日本の物流業界は、2024年4月から施行される「働き方改革関連法」によって大きな変革を迎えようとしています。この法律の影響で、自動車運転に関する年間の時間外労働時間が960時間に制限され、ドライバーの運転時間が大幅に短縮される見込みです。それによって、物流の効率化を図るために、新しい運送方法が必要とされています。
2024年問題とは?
「物流の2024年問題」とは、この法改正によりドライバーの勤務体系が大きく変わることを指しています。運転時間が短くなることで、一日の走行距離が減少し、従来の運送方法では対応が難しくなる可能性があります。このため「中継輸送」と呼ばれる新しい手法に注目が集まっています。
中継輸送の仕組み
中継輸送は、特定の地点(中継拠点)で荷物を積み替えて、目的地へ配送する方式です。例えば、出発点から配送先までを一度に届けるのではなく、中継地点で荷物を積み替えることで、各区間をより効率的に管理できます。これは複数のトラックを利用するため、全体の走行距離を短縮できる利点があります。
実証実験の概要
このたび、一連の実証実験を通じて、中継輸送の実績を測定することにしました。運行計画やドライバーの拘束時間、走行距離、費用、そして積み替え時間など、さまざまなデータを収集・評価します。実験は2022年6月1日から同月30日までの間に行われ、関東と関西間の物流を対象とします。
参加者募集要項
実証実験への参加に関心のある方々を募集中です。関東地区から関西地区へ、またはその逆路線で荷物を運送される方であれば、業種を問わず参加できます。また、参加にあたっては、実証実験に関する調査内容に同意し、機密保持契約を結ぶ必要があります。
参加方法は「ドラ基地」に会員登録の上、指定されたフォームから連絡をいただければと思います。プログラムの中核を担う「ドラ基地」は、中継拠点の利用にかかる費用を無料とし、参加者の負担を減少させることを目指しています。
株式会社スペースについて
本実証実験を主導する「株式会社スペース」は、2021年に設立され、愛知県蒲郡市に本社を構えています。企業のミッションは「物流業界と家庭の境界線をなくす」こととし、ビジョンには「最高な働き方で最高な運送を」を掲げています。既に東三河ビジネスプランコンテストで最優秀賞を受賞し、地域のスタートアップ推進活動にも積極的に关系しています。
物流業界の新たな局面を切り開く中継輸送の実証実験は、今後のビジネスモデルに影響を与える重要な意義を持つことが期待されています。ぜひ、興味のある運送会社やその他の参加者の方々は、公式サイトで詳細情報をご確認ください。
会社情報
- 会社名
-
株式会社スペース
- 住所
- 愛知県蒲郡市三谷町川原24-5 A号
- 電話番号
-
0533-95-7577