新時代の知財戦略が始まる
リーガルテック株式会社が展開するAIエージェント「Tokkyo.AI」は、化粧品・日用品業界向けに新たな知財支援システムを本格的に提供します。このサービスの特徴は、技術情報をAIによって解析し、革新的な知財化プロセスを通じて企業の競争力を向上させる点にあります。
知財化が求められる背景
昨今、化粧品業界においては自社の独自技術や製品差別化要素が模倣される危険が増しています。特に香料のブレンド方法や保湿処方、容器設計など、製品の顔とも言える部分が未だに知的財産として保護されていないケースが多数見受けられます。このような「見えない」技術はOEM供給に用いられたり、海外での展開に活用されることで、ブランドイメージや価値を損なうリスクがあります。
Tokkyo.AIによる解決策
「Tokkyo.AI」は、利用者が入力した情報を基に、特許請求項案や要約草案を自動生成します。これにより、弁理士とのスムーズな連携を実現し、権利化プロセスを効率化します。AIエージェントは、技術情報を解析し、新たな競合比較や既存特許との類似点を明確にし、自社の守るべき技術を可視化します。
主な機能
- - 特許請求項案の自動生成: 配合比率や使用成分などの情報から、AIが特許請求項案を迅速に作成。
- - 競合分析の明確化: 競合製品との違いをAIによって整理し、出願の際の有用な情報を提供。
- - 多様な出願サポート: 容器設計や外観構造に関する出願も網羅。
導入例とその効果
実際にスキンケアブランドがTokkyo.AIを導入した結果、独自開発した「美容成分ブレンド処方」の特許出願がスムーズに行え、競合の構造と明確に差別化が図られました。さらに、OEM契約先との技術明示や契約範囲の明確化に成功し、模倣リスクを大幅に低減することができました。
導入メリット
化粧品業界におけるTokkyo.AIの導入は、以下のようなメリットをもたらします。
- - 隠れた技術を知財として資産化。
- - 海外展開時の模倣対策としても有効。
- - 技術契約の際に「守るべき範囲」がはっきりすることで、信頼性も向上。
今後の展開
Tokkyo.AIは、医薬品や食品、化学業界での実績を生かし、化粧品や日用品業界においても「守れる技術」を定義し、全面的にサポートしていきます。中堅や新興ブランドに対して、攻めの知財戦略を支援していくことを目指します。このように、化粧品業界においても「知財で技術を守る時代」が到来しています。
会社概要
リーガルテック株式会社は、2021年に設立され、東京都港区に本社を構えています。資本金は3億8,000万円で、知的財産とリーガルテック分野において多様なサービスを提供しています。最先端のAI技術を用い、企業の知財戦略を強力に支援する多彩なサービスを展開しています。
詳しい情報は
こちらをご覧ください。