富山西部ベースボールクラブの未来をつくるクラウドファンディング
富山西部ベースボールクラブは、「10年後も野球ができる場所を。教育の想いをつなぐ」というテーマのもと、クラウドファンディングプロジェクトを実施することを発表しました。このプロジェクトは、全国的に大きな課題となっている中学校の部活動の地域移行をモデルケースとして実現すべく始まったものです。
プロジェクトの背景
富山西部ベースボールクラブは、富山市立呉羽中学校・芝園中学校・西部中学校の3校に所属する生徒を対象とした軟式野球クラブです。2024年11月に設立予定で、現場に近い教員たちが立ち上げたこのクラブは、野球を続けたくても続けられない子どもを一人でも減らしたいという強い想いから誕生しました。特に、昨今は野球人口の減少が顕著であり、単独の学校ではチームを結成できなくなってきている現状を受けての行動でもあります。
中学校の部活動の地域移行が進む中で、富山市でも来年度から休日に部活動を行わないとの方針が示されたため、「安心して野球ができる環境を残したい」という思いが強まりました。地域の未来を見据えた教員の協力により、このクラブの設立が実現に向けて動き出しました。
クラウドファンディングの必要性
富山西部ベースボールクラブがクラウドファンディングを行う大きな理由は、地域移行クラブとしての可能性を広げるためと、ボランティア頼みの運営体制からの脱却です。公的な助成がないため、クラブ運営費用は自前で調達する必要があり、受益者である親たちの負担軽減と共に、適正な指導者報酬の支払いを両立させなければなりません。これは他の自治体の支援とは大きく異なる部分で、実際、多くの自治体では指導者に1時間あたり1,500円以上の報酬が支払われている中、このクラブではその半分も確保できていないというのが現状です。
さらに、熱中症対策やAEDの整備などの安全対策、さらには練習道具の充実もままならない中、私たちは子どもたちが安心して野球に取り組める環境を守る使命があると考えています。このクラウドファンディングを通じて、必要な資金を集め、持続可能な運営体制を整えたいと考えています。
プロジェクト概要
このクラウドファンディングは、以下のように進行します。
- - 支援募集期間:2025年8月10日から9月30日までの約1か月間。
- - 目標金額:30万円。
- - 資金使途:安全対策費、野球道具の購入費、指導者の報酬等に活用します。
- - リターン:支援者には、オカモト代表直筆の応援色紙など、特別なリターンをご用意しています。
結びに
富山西部ベースボールクラブは、地域と学校と密接に連携しながら、持続可能な運営を進めていくことで、子どもたちが安心して野球に取り組める未来を守っていく所存です。どうか、皆様の温かいご支援をお願いいたします。
詳細なプロジェクト内容については、
こちらのリンクにてご確認いただけます。御協力、よろしくお願いいたします。