GHSがIT展に出展
2019-03-25 11:01:49

グリーン・ヒルズ・ソフトウェアが「Japan IT Week」に出展し最新技術を披露

グリーン・ヒルズ・ソフトウェアが「Japan IT Week」で最新技術を紹介



グリーン・ヒルズ・ソフトウェア(GHS)が2019年4月に東京ビッグサイトで開催される「Japan IT Week 春 IoT/M2M展」に出展することが発表されました。GHSは、組込みシステムの安全性とセキュリティ分野において国際的に評価されている企業であり、ブース番号3-54で来場者にさまざまなデモを提供する予定です。

GHSが展示するデモの内容


ブースでは、GHSの「INTEGRITY」リアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)や「INTEGRITY Multivisor」仮想化ソリューションを利用したデモンストレーションが行われます。その中でも注目すべきは、技術プレゼンテーションコーナーでの製品紹介です。具体的なデモとして以下の内容が予定されています。

1. ROSを使ったシステムデバッグデモ

ROS(Robot OS)を活用した機能安全の実現に向け、INTEGRITYを使用したデモが行われます。このデモでは、HIL(Hardware-in-the-Loop)デバッグ用のデバッガー「MULTI」を使用し、可視化されたLinux環境内でROSの動作を検証します。

2. 医療機器プラットフォームデモ

NXPのi.MX8プロセッサを搭載したToradexのIxoraボード上で、GHSのINTEGRITY RTOSが稼働する医療機器のデモを披露します。医療分野における高い安全性を実証する内容となっています。

3. IoTセキュアPOSシステムデモ

このデモでは、POSシステムからクレジットカード情報を漏洩させるマルウェアに対する防御策として、INTEGRITYとMultivisorを利用したクレジットカード番号盗難防止の機能が紹介されます。デモはNXP iMX6デバイス上で行われます。

4. 先進デバッグ技術デモ

新しいコンパイラとJTAGプローブを用いたデバッグデモが行われ、NXP K70上でμ-velOSity RTOSを利用した先進的な開発環境の一端が示されます。

5. 自動車コックピット統合デモ

Qualcomm S820A上で動作する非安全なソフトウェアとINTEGRITY RTOSの統合により、自動車コックピットにおける機能の安全性や性能向上を実現するデモも予定されています。

6. パートナーによる展示デモ

一部のデモはGHSのパートナー企業によって実施されます。たとえば、VAI社が提供する「ドライバー・ステータス・モニタリング」カメラデモです。このデモは運転手の眠気や顔認証機能を実装しています。

企業概要


1982年に設立されたグリーン・ヒルズ・ソフトウェアは、組込み分野での安全性とセキュリティに特化した技術を提供しています。同社が開発したINTEGRITY®-178は、NIAPによるセキュリティ規格EAL6+を取得しており、最高レベルのセキュリティを実現しています。GHSは世界各国に拠点を持ち、軍事、医療、自動車など多様な市場向けのソリューションを提供しており、技術革新を推進しています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。

GHSが「Japan IT Week」で展開する数々のデモは、これからのIoTとセキュリティの未来を示す重要な機会となることでしょう。参加者は、最先端の技術を直接体験するチャンスを見逃さないようにしてください。

会社情報

会社名
Green Hills Software Ltd
住所
東京都渋谷区神宮前1-5-8神宮前タワービルディング 13F
電話番号
03-6741-7168

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