新しい時代を切り開く伝統工芸と抹茶の物語
京都府宇治市で起業したWMATCHA&CO.の創業者であるShohei Asaki氏とToshiya Taketani氏は、共にアメリカンフットボールの日本代表としての栄光を持つ若き起業家です。彼らは、青年期に共通の夢を追い掛けた仲間でありながら、社会人としての道を踏み出す中で見失った「本来の自分」に向き合うことを決意しました。
彼らは、伝統工芸と宇治抹茶の価値を引き出し、現代社会に通じる形で再生させることを目指します。この新しい試みは、歴史ある日本の伝統と、現代のライフスタイルにおける「空白の時間」を大切にすることから始まります。
1. 途絶えつつある技術と文化
Asaki氏とTaketani氏は、職人たちの声を聞くために、京都や奈良、滋賀を歩き回りました。彼らが直面したのは、伝統工芸の衰退と職人後継者の不足という現実でした。日本全国で、職人たちの平均年齢は60歳を超え、後継者が育たなければ、技術や文化が消えてしまう危機感を抱えています。特に、西陣織と宇治抹茶の分野では、売れる仕組みが不足していることが深刻な問題となっています。
2. グローバルな競争と小さくなる市場
この時代の変化の中で、品質の高い日本の抹茶は世界的に評価されていますが、安価な外国産製品との競争が激化しています。かつて1,000以上あった西陣織の織元も、現在は100未満にまで減少してしまいました。このような状況で、彼らは伝統工芸や抹茶文化に新たな視点を持ち込み、市場での適切な評価と持続可能なビジネスモデルを確立するべく行動しています。
3. 職人技術の新たな価値の創造
WMATCHA&CO.は、西陣織を活用した高級インテリアへの展開や、宇治抹茶と新しい飲用スタイルの提案を行っています。例えば、インテリアアートパネルや壁掛けの制作を通じて、伝統技術を現代のライフスタイルに溶け込ませる試みを続けています。また、抹茶の飲用を「自己発見のための時間」と捉え、その価値を高めるために、ボトリングティーの開発やティーペアリングの提案にも力を入れています。
4. 伝統文化の国際発信と国際展開
彼らはさらに、海外の百貨店やインバウンド向けのショップと提携し、職人技術を映像配信して遭遇する新たな顧客層を開拓しています。日本の茶や工芸文化を世界に広めるための取り組みは、SNSや展示会を通じて積極的に行われています。
5. 持続可能な未来を共に創る仲間を募集中
Asaki氏とTaketani氏は、これからも「挑戦」を続け、伝統の守り手ではなく、未来を切り開く存在であり続けることを誓っています。彼らの取り組みは始まったばかりですが、共感し支援してくれる仲間を求めています。公式InstagramやWebsiteを通じて、この挑戦に賛同してもらえる方を心から待ち望んでいます。
WMATCHA&CO.の挑戦は、単なるビジネスだけでなく、日本の文化を未来へつなげる重要なプロジェクトでもあります。これからの展開に乞うご期待です。