宇宙輸送の未来
2024-09-10 18:55:48

資金調達成功、将来宇宙輸送システムが描く宇宙への新たな道筋とは

将来宇宙輸送システム株式会社が資金調達、宇宙輸送の未来へ



将来宇宙輸送システム株式会社(以下、当社)は、2023年に総額3.6億円の資金調達を行いました。この資金調達は、みやこキャピタルやAngel Bridge、SMBCベンチャーキャピタル、MOL PLUSなどを引受先とする第三者割当増資に基づいています。

背景とビジョン



当社は「毎日、人や貨物が届けられる世界を宇宙でも実現する」というビジョンを掲げています。具体的には、2040年代を目指して完全再使用型の単段式宇宙往還機(SSTO)を用いた高頻度宇宙輸送の実現を目指しています。また、2028年までに再使用型の人工衛星打上げ用ロケットを開発する予定です。

最近の進捗においては、2023年8月に5.5億円の資金調達も成功しており、これにより当社は累計で12.2億円の資金を調達しました。また、同年9月には文部科学省の宇宙分野向け事業への採択を受け、20億円の交付を見込んでいます。これらの支援を背景に、さらなる成長に向けての財務基盤を強化しています。

新規投資家の紹介



今回加わった主な新規投資家についてご紹介します。

みやこキャピタル



みやこキャピタルは、京都大学をはじめとする学術機関の先端的な知的資産を活用し、研究開発型スタートアップ企業に対して投資を行っている独立系VCで、将来宇宙輸送システム株式会社の事業基盤の整備を高く評価して投資しました。代表の岡橋氏は、当社の成長を強く期待しています。

Angel Bridge



Angel Bridgeは、日本発のメガベンチャーを多数生み出すことを目指しているVCです。再使用型ロケットの開発において、同社の取り組みが高いポテンシャルを持つと判断し、資金提供を決定しました。代表の河西氏は、同社の情熱と技術開発に感銘を受けていると述べています。

SMBCベンチャーキャピタル



SMBCベンチャーキャピタルは、三井住友グループが支援するVCで、宇宙ビジネスの将来性に期待を寄せています。長期的な視野に基づく投資を行なっており、同社が目指すビジョンの実現を加速させるための出資を決定しました。著名な中野氏も、その熱意に感銘を受けたとコメントしています。

MOL PLUS



商船三井が設立したMOL PLUSは、海運業界の新たな価値創出を目的に活動しています。この度、宇宙輸送システムの社会実装に対する支援として投資を行いました。代表の阪本氏は、幅広い産業連携が成功の鍵であると考えています。

今後の展望



将来宇宙輸送システム株式会社の代表、畑田康二郎氏は、今回の資金調達を通じて将来の宇宙産業の成長に寄与することの重要性を語っています。資金は研究開発や事業開発に活用され、国際競争力を持つ宇宙輸送サービスの実現を目指しています。将来的には宇宙産業が日本の基幹産業となることを見据え、さらに挑戦を続けていく意向です。これからの活動に注目が集まります。


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会社情報

会社名
将来宇宙輸送システム株式会社
住所
東京都中央区日本橋1丁目4−1 日本橋一丁目三井ビルディング5階
電話番号

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