静岡の環境と福祉を結ぶ『静岡環福連携促進協議会』の設立
2025年11月1日、静岡県静岡市において『静岡環福連携促進協議会』が設立されました。この協議会は、教育・福祉事業を展開する株式会社クラ・ゼミとリネットジャパンリサイクル株式会社が事務局を務め、環境と障がい者雇用の新たな連携モデルを構築することを目指しています。
環境と福祉の融合
先月10月6日、静岡県、リネットジャパン、クラ・ゼミの三者は、「環福連携協定」を結びました。この協定は、静岡県における使用済みパソコンのリサイクル業務と、障がい者雇用の創出を連携させる取り組みです。これにより、静岡県が抱える障がい者雇用の課題に対して、「パソコンリサイクル業務」という新しい仕事を通じて解決を図ることを目的としています。
具体的な活動内容
『静岡環福連携促進協議会』の活動は、主に以下の三つの柱から成り立っています。
1.
情報共有: 参加企業間で成功事例やノウハウを共有し、より効果的な障がい者雇用の促進を図ります。
2.
広報活動: 環福連携の社会的意義を広く発信し、地域社会全体への理解を深めます。
3.
会員交流の促進: 企業、自治体、支援機関が一体となり、障がい者雇用のハードルを越えるための連携を強化します。
この協議会は、地域全体の企業が集まり、リサイクルと福祉の連携を強化するためのプラットフォームです。「リサイクルを通じた障がい者雇用を増やしたい企業」や「パソコンの大量排出に協力できる行政・法人」などの参加を期待しています。
クラ・ゼミの役割
クラ・ゼミは1975年の創業以来、「誰にでも輝ける舞台がある」という理念のもと、さまざまな背景を持つ人々に対して学びの場と社会参加の機会を提供してきました。2023年からは障がい者雇用サポート事業を推進し、地域の企業へ具体的なサポートを行っています。
今後、この協議会を通じてクラ・ゼミは、障がい者雇用サポート事業をさらに深化させ、県内企業のバックアップを行います。法定雇用率の引き上げが迫る中、企業が直面する「障がい者にどのような業務を任せるか」や「採用後の定着についての不安」といった具体的な問題に対し、ワンストップでサポートできる体制を整えます。
参加企業のメリット
協議会に参加することで、企業は障がい者雇用の定着率を向上させるための具体的なアドバイスを受けることができ、新たな事業機会を見出せる可能性があります。また、成功事例を学ぶことで自社の取り組みを改善し、持続的な成長につなげることができるでしょう。
自立した地域社会の構築
『静岡環福連携促進協議会』は、静岡県における環境活動と障がい者雇用の実践を通じて、持続可能な循環型社会を目指しています。本取り組みは、地域の企業が連携し合うことで、新たな価値を創出し、障がいのある方々にとっても自分らしく輝ける場所を提供します。
静岡の地から生まれるこの連携の輪が、全国のモデルとなる未来を目指し、多くの皆様と共に歩んでいくことを楽しみにしております。興味がある方はぜひ、協議会への参加をご検討ください。詳細は公式サイトをご覧ください。
お問い合わせ
公式サイト:
静岡環福連携促進協議会
まとめ
新たに設立された『静岡環福連携促進協議会』は、リサイクルと福祉を統合することで、静岡県の障がい者雇用を加速させる重要な取り組みです。今後の展開に期待が寄せられています。