新潟発ドローン企業TOMPLA、計測検査と業務提携でインフラ点検を効率化

新潟市のドローン企業TOMPLA株式会社は、福岡県北九州市の計測検査株式会社と、ドローンを活用した点検業務に関する業務提携を開始しました。

この提携により、TOMPLAが開発した狭小空間点検ドローンを、九州エリアの各種インフラ構造物やプラント等の点検業務に活用することで、点検作業の効率化を図り、構造物の維持管理に貢献していきます。

計測検査は、九州エリアにおけるインフラ構造物やプラントなどの機械設備施設の安全性を総合的に診断する会社です。非破壊検査技術を用いたきず検出や耐久性測定、画像・レーザ計測調査など、構造物の維持管理における課題解決に取り組んでいます。

TOMPLAは、ノンデスクワーカーの業務にドローンやロボティクスを普及させることを目的に、ハードウェア・ソフトウェア開発、導入支援など、様々なロボットソリューションを提供しています。近年では、非GNSS狭小空間点検ドローン『Small Doctor02』や、ドローンパイロットの業務支援アプリケーション『PILOT Data』の提供などを行っています。

今回の業務提携を通じて、TOMPLAはドローン点検の新たなユースケース創出や機体開発などを進め、更なる点検業務の効率化を目指します。

計測検査は、インフラ（トンネル、橋梁、ダム、法面など）からプラント分野まで、非破壊検査で培われた検査員によるドローンを用いたデータ取得、損傷解析、報告書作成、提案など、一貫したサービスを提供しています。その他、走行型トンネル点検車（MIMM）やAIを用いたコンクリートひび割れ解析なども行っています。

両社の連携により、安全性の高いインフラ整備と、より効率的な点検体制が実現すると期待されます。
TOMPLAと計測検査の業務提携は、ドローン技術を用いたインフラ点検の効率化という点で大きな意義を持つと言えるでしょう。特に、狭小空間や危険な場所での点検作業は、従来は人手に頼らざるを得ず、時間と労力を要していました。しかし、TOMPLAの開発した狭小空間点検ドローンは、これらの問題点を克服し、安全かつ効率的に点検作業を行うことを可能にする画期的な技術です。

今回の提携により、九州エリアのインフラ構造物やプラントの点検がより安全かつ迅速に行われるようになり、社会全体の安全性の向上に貢献すると期待されます。また、ドローン技術の活用は、人材不足や高齢化が進む建設業界においても、新たな人材育成や業務効率化に繋がる可能性を秘めています。

TOMPLAは、今後もドローン技術の開発と社会実装に積極的に取り組むことで、人々の生活をより安全で快適なものにしていくことを目指しています。