スタートアップワールドカップ2025東京予選が盛り上がる
世界的に著名なビジネス・ピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ2025」の東京予選が間近に迫っています。厳しい審査を通過した11社のファイナリストが決まり、彼らは7月18日に六本木のグランドハイアット東京で壮絶なプレゼンテーションを行います。このコンテストには約200社が応募し、競争は非常に厳しいものでした。ファイナリストには、未来を変える革新的なビジネスアイデアを持つ企業が集まっています。
ファイナリスト紹介
以下は、東京予選に選ばれた注目のファイナリスト11社の概要です。
1. 株式会社Acompany
機密データを暗号化した状態で分析ができる秘密計算エンジンを開発し、データの安全性を向上させています。
2. bitBiome株式会社
独自のゲノム解析技術を駆使し、微生物のゲノム情報を高精度に解読できるサービスを展開しています。
3. 株式会社Dioseve
iPS細胞を利用した新しい不妊治療法を開発し、個々の遺伝子を受け継いだ子どもを持つことを可能にしています。
4. 株式会社イムノセンス
電気化学技術を用い、心不全や塞栓症の検査が迅速かつ高精度に行えるデバイスを開発しました。
5. インターステラテクノロジズ株式会社
ロケット開発から打ち上げまでを手掛け、宇宙輸送のインフラを構築する事業に注力しています。
6. 株式会社LINK-US
異種金属を安全に接合できる技術を開発し、産業界に革新をもたらしています。
7. 株式会社NearMe
AIを活用した効率的なタクシーシェア乗りサービスを展開し、移動の利便性を向上させています。
8. 株式会社ニューラルポート
ストレス度合いをAIで判定するシステムを開発し、健康管理に貢献しています。
9. 株式会社OPENREC
多様なインフルエンサーによる配信コミュニティプラットフォームを運営し、新しい配信文化を発信しています。
10. 株式会社TBM
環境に優しい素材「LIMEX」を提供し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っています。
11. つばめBHB株式会社
低温・低圧での安全なアンモニア製造技術を開発し、環境負荷の少ない生産を実現しています。
ピッチコンテストの魅力
7月18日(金)に行われるこのイベントでは、約4,000人の観客が集まり、ファイナリストたちが熱いプレゼンを行います。プレゼンを通じて、各社はサンフランシスコで開催される世界決勝大会への切符を勝ち取るチャンスをかけています。また、昨年好評だった「スタートアップ展示会」も同時開催される予定です。
展示会には先着100社が出展できる機会があり、スタートアップ企業にとっては重要なプロモーションの場となります。出展を希望する企業は、2025年6月30日までに申し込むことが可能です。なお、来場自体は無料で、多くの方々に楽しんでいただけます。
応募情報
- - 東京予選: 2025年7月18日(金) @グランドハイアット東京
- - 出展ブース応募締切: 2025年6月30日(水)
- - 東北予選: 2025年8月22日(金) @東北大学
- - 東北予選応募締切: 2025年6月27日(金)
スタートアップワールドカップの意義
このコンテストは、世界100以上の国と地域で開催され、毎年3万社以上のスタートアップがエントリーします。日本予選で選ばれた企業は、米国サンフランシスコで行われる世界決勝大会に進出し、100万米ドルの優勝投資賞金を獲得するチャンスがあります。挑戦する意義は、ただ資金調達にとどまらず、ビジネスネットワークの拡大やメディア露出の機会も得られることでしょう。
今年も多くの企業の参加が見込まれており、事業拡大を目指すスタートアップにとっては、非常に貴重なイベントとなるはずです。ぜひ、多くの方にご参加いただき、革新の瞬間を体験していただきたいと思います。