ボイット、資金調達成功
2024-05-15 09:00:02
ボイット、AIインカムアプリで現場業務の向上を目指す資金調達に成功
ボイット株式会社がシードラウンドで資金調達を実施
ボイット株式会社(以下、ボイット)は、AIインカムアプリ「RECAIUS™フィールドボイスインカム」を展開するスタートアップとして、三菱UFJキャピタルや陣屋コネクトからの出資を受け、総額1億円の資金調達を実現しました。この資金を活用し、現場業務の効率化を図ることが期待されています。
フィールドボイスインカムの特徴
フィールドボイスインカムは、ユーザーがスマートフォンにアプリをインストールすることで、手軽にインカムとして利用できるものです。特に、現場で手がふさがっている状況でも、明瞭な音声でコミュニケーションを行い、チーム間の連携を強化することができます。また、AIを活用した機能により、発話を自動で文字に起こし、音声ファイルとして保存が可能です。さらに、テキスト内容は合成音声に変換されて、他のメンバーに伝達されます。
このアプリは、特に慢性的な人手不足に悩む業界や、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進が急務の現場において、業務の効率化を実現するための重要なツールとなるでしょう。
資金調達の目的と期待される効果
ボイットは2023年8月に設立されたばかりの企業ですが、すでに東芝デジタルソリューションズからフィールドボイスインカム事業を譲受し、新機能の開発やサービス拡充に努めています。今回の資金をもとに、さらにシステムとの連携強化を進め、現場の多様な課題を解決することを目指します。特に、現場の声をリアルタイムで収集・分析することで、業務改善を実現し、新たな市場を切り拓く可能性があります。
出資者からの期待の声
三菱UFJキャピタルから出資を受けた新谷圭次郎氏は、ボイットのCEOである永冨泰高氏の経歴を高く評価し、「現場業務はAIを活用することで改善の余地がある」とコメント。また、陣屋コネクトの代表である宮﨑知子氏も、フィールドボイスインカムとの連携により宿泊業界での生産性向上が見込まれると述べています。さらに、個人投資家代表の佐渡島隆平氏は、音声データの重要性が高まる中でボイットの役割が不可欠になると熱弁しました。
ボイット株式会社について
ボイット株式会社は、音声ソフトウェアとコンピュータシステムの企画・開発を手掛けており、2023年8月4日に設立されました。東京都渋谷区に本社を置き、代表者は永冨泰高氏です。彼らは「現場に活気、世界に元気を。」をミッションに掲げ、今後もさらなるサービス向上に努める方針です。
今後、ボイットのフィールドボイスインカムが現場でのDX推進に重要な役割を果たすことが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
ボイット株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前六丁目23番4号桑野ビル2階
- 電話番号
-
050-1808-8097