GPUクラウド提携の新展開
2025-06-09 13:26:04

デジタルダイナミックとモルゲンロット、GPUクラウドサービスの新時代を切り開く提携

デジタルダイナミックとモルゲンロットの提携



デジタルダイナミック株式会社(以下、デジタルダイナミック)がモルゲンロット株式会社と業務提携を結び、2025年5月より同社のパブリックGPUクラウドプラットフォーム「MORGENROT® Cloud Bouquet」へGPU計算リソースを供給します。この動きは、AI開発環境のさらなる進化と、企業における計算資源の効率的な活用を目的としています。

背景と目的


近年、生成AIの急速な普及に伴って、高性能GPUの需要が急増しています。しかし、こうしたGPUの導入は経済的に負担が大きいため、特に中小企業やスタートアップにとって自社での運用が難しい現状があります。そこで、デジタルダイナミックは、独自のデータセンターを使ってGPUリソースの安定供給を図ります。これにより、AI開発を行う企業が必要な時に必要な計算力を得ることができ、よりフレキシブルな開発環境の構築が可能となるのです。

提供内容の詳細


デジタルダイナミックが供給するGPUリソースは、当初500枚のNVIDIA H100およびL40Sを提供し、以降も順次最新のGPUを追加していく計画です。将来的には2025年末に2000枚にまで拡張する予定です。加えて、GPUを使用する企業はデジタルダイナミックの専門的知識がなくとも、モルゲンロットの「MORGENROT® Cloud Bouquet」を活用することで、簡便かつ効率良く計算リソースを利用できる環境を享受できます。

高密度での運用


デジタルダイナミックは、日本有数の免震構造と高度なセキュリティを備えたデータセンターを持ち、安定したGPUサーバーの稼働を実現します。その上で、モルゲンロットが運営するクラウドプラットフォームとの連携により、企業の計算リソースの可視化と最適化が可能になります。

広がるユースケース


今回の提携により、AI開発の幅が広がります。具体的には、生成AIに関するワークロード(大規模言語モデルや画像生成モデルの学習・推論)、科学技術計算(CFD、構造解析、分子動力学など)、さらにはエンターテインメント分野での4K/8K映像レンダリングなど、さまざまな用途に対応します。これにより、効率的な計算環境が整い、AIプロジェクトの進展が期待されます。

両社のコメント


デジタルダイナミックの根来代表取締役は、「モルゲンロットとの提携により、AI開発者にとって必要な計算力を提供できることを嬉しく思います。また、本提携を通じて多くのAIプロジェクトの推進にも寄与したい」と述べました。
一方、モルゲンロットの森本CEOは、「最新のGPUサーバー群の供給により、計算資源の選択肢を大幅に拡大することができ、計算力の民主化を進めていく」と意気込みを語りました。

まとめ


デジタルダイナミックとモルゲンロットの戦略的提携は、国内におけるGPUクラウドサービスの選択肢を広げ、各種AIプロジェクトを支える大きな一歩となるでしょう。データセンターの強みを生かした安定したGPUリソースの供給により、企業はその運用負担を軽減し、よりクリエイティブな活動に専念できるようになります。今後の展開に注目が集まります。

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【デジタルダイナミック株式会社 概要】
  • - 代表者: 根来 実
  • - 所在地: 東京都港区虎ノ門1丁目17-1
  • - 設立: 2024年4月18日
  • - 事業内容: データセンター運営、サーバー製造及び販売
  • - URL: デジタルダイナミックサイト


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会社情報

会社名
デジタルダイナミック株式会社
住所
東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ビジネスタワー15階
電話番号
050-1722-0677

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