水産物の輸出加速化連携推進事業について
公益財団法人水産物安定供給推進機構は、水産物の輸出を促進するための新たな事業を始めました。この事業では、民間企業や団体が協力し合い、輸出に関するバリューチェーン全体の改善を目指します。具体的には、生産、加工、流通、そして輸出の各段階での連携を強化することが求められます。
事業の目的
本事業は、水産物の輸出を拡大するための具体的な取り組みを支援します。特に、商流や物流の課題を解決することで、海外市場における競争力を高めることが目指されます。生産者や加工業者、そして流通業者が協力し、連携協議会を設立することで、お互いのノウハウやリソースを最大限に活かし合うことができます。
対象となる事業者
この支援は以下の3つに分類されます。まず、漁業者や養殖業者などの生産段階の事業者、次に水産加工や倉庫・保管、卸売などの流通段階の業者、そして最後に水産物の輸出を行う業者です。この3者以上が連携し、「輸出加速化連携協議会」を設立することで、支援を受けることができます。
補助対象経費について
事業者が負担する経費には次のようなものがあります。
1.
輸出バリューチェーン改善検討事業:輸出のためのバリューチェーンを改善するための連携体制を構築し、計画内容を検討するための経費。
2.
輸出バリューチェーン改善システム等導入事業:改善に必要な電子システムの導入や、加工に必要な機器、資材の購入経費。
3.
輸出バリューチェーン改善実証事業:新商品の開発や販売ルートの開拓に関する費用。
助成額や割合についても具体的な内容が設けられており、輸出の実現に向けた大きな支援が期待されます。
応募方法
応募するには、専用の募集要項に従い所定の様式に必要事項を記入して提出する必要があります。詳細な内容や応募の際の書類は、公益財団法人水産物安定供給推進機構の公式ウェブサイトでご確認ください。
- - 応募締切:令和7年5月7日(水)午後5時まで
- - 提出先:公益財団法人水産物安定供給推進機構 向井、橋本 (〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町28-5 吉元ビル6階)
まとめ
この水産物輸出加速化連携推進事業は、企業や団体の連携により経費負担を軽減し、海外市場の開拓を支援するものです。水産業界全体での競争力向上を狙い、多くの事業者からの応募を期待しています。興味のある方はぜひ、早めに情報をチェックしてみてください。