株式会社ブリスコラが、APIセキュリティに特化した新製品「IDeagle」を発表しました。今製品はオープン標準OpenID Connect(OIDC)に基づく認可サーバであり、同社の提供するAPI管理製品「BAMs Series」の一環として位置づけられています。IDeagleは、API公開時の認証・認可機能を共通化し、信頼性のあるIDアクセスを実現するために開発されました。
IDeagleの概要
IDeagleは、APIのゲートウェイと連携して機能するため、ユーザーに対して高いセキュリティと信頼性を提供します。この製品は特に、専門知識を持たないエンジニアでも扱いやすい管理画面を特徴としており、技術的ハードルを感じることなく導入できる点が魅力です。また、Authleteをバックエンドに用いることで、金融機関をはじめとする様々な業界での高セキュリティが確保されています。
開発の背景
近年、多くの企業がAPIを介してデータやサービスの提供を行う中で、高度なセキュリティを求める声が増加しています。従来の認可サーバ製品は導入時に難しさやコストの面で障壁が高く、ブリスコラはその課題に着目し、誰でも簡単に扱えるID管理システムを開発したのです。これにより、特に小規模な企業でも扱いやすい、高セキュリティな環境を提供できることを目指しています。
特徴と利点
IDeagleは、初めてID管理を委託されるエンジニアでも使いやすいよう配慮されています。専門用語を避け、インタラクティブなユーザインターフェースを採用することで、製品導入に伴う学習コストを低減しています。さらに、オープン標準のOIDCに準拠しているため、既存のAPI管理製品との組み合わせも容易です。加えて、特定の動作環境に依存しないため、様々なインフラでの導入が可能です。
Authleteとの連携
ブリスコラは、新製品IDeagleの開発にあたり、AuthleteのBaaS機能を採用しました。これにより、業界標準のOAuth 2.0とOIDCに準拠しつつ、信頼性の高い認可サービスを実現しています。Authleteは、迅速な開発と高い堅牢性を備えており、APIセキュリティに特化したサービスとして、IDeagleを支える重要な役割を果たしています。
まとめ
ブリスコラの新製品IDeagleは、APIセキュリティにおける新たな一歩を示しています。シンプルで使いやすいインターフェースと、高度なセキュリティを融合させた本製品は、API管理の新たなスタンダードとなることが期待されます。APIプラットフォームにおける技術革新を促進するため、今後の展開にも注目です。さらに、2024年12月にはブリスコラ主催のセミナーが開催され、IDeagleの詳細を直接学ぶ機会も提供されます。興味のある方はぜひ、参加をご検討ください。