福井県小浜市から誕生した新たな純米大吟醸酒「純米大吟醸わかさ」
福井県小浜市に新たに登場した純米大吟醸酒「純米大吟醸わかさ」は、なんと精米歩合38%という大きな挑戦を経ての販売開始です。この作品は、小浜市産の酒造好適米『山田錦』を使用し、特に贅沢にその良さを引き出すために精米を行いました。仕込みには、蔵の前を流れる清流・南川の伏流水が使用され、酒造りには福井県独自開発の『FK-801C』酵母が選ばれています。
お酒の特徴とは?
「純米大吟醸わかさ」の醸造過程では、長期低温で管理された発酵により、マスカットのような爽やかな香りが引き出されます。米の甘みは春を感じさせ、華やかでありながらも飲みやすい、優しい味わいに仕上がっており、普段はお酒を飲まない方でも楽しんでいただける一品です。大吟醸わかさとの違いは、こちらが純米酒である点。醸造アルコールを添加せず、自然な味わいを最大限に引き出しています。さらに、もろみ成分が沈むのを待ち、無濾過で瓶詰めを行っています。
ラベルデザインへの思い
このお酒のラベルデザインは、地元の若狭高校に通う女子生徒が手がけました。「蒸しあがったお米が宝石のように輝いて見えた」という彼女の想いが込められたラベルは、福井産の清酒としてふさわしいデザインになっています。
伝統と文化の継承
小浜市には、日本酒が育む地域の文化があります。古くは大陸からの玄関口として栄え、多くの寺社仏閣が今も残されています。また、地元の人々は、お祭りの際に『わかさ』を献酒する文化も大切にしています。この土地の自然の恵みを大切に思い、県内産のお米や水を使用して酒造りが行われています。
「純米大吟醸わかさ」の歴史
「わかさ」の名は、元々前身であるわかさ富士から受け継いだもので、長い間、贈答用として親しまれてきました。株式会社小浜酒造が2016年に設立し、徹底した地域への貢献を果たすべく、新たな酒造りが始まりました。酒蔵のある地区が変わり、原料や環境も大きく変化しましたが、酒造りの基本を守りながら新しさを追求しています。
純米大吟醸わかさを味わう楽しみ
この純米大吟醸は、日本海の豊かな魚介と合わせるのが最もおすすめです。冷やして楽しむ際には、地元の魚を使った「小鯛のささ漬け」などのペアリングがおすすめ。また、生ハムやカルパッチョなど、素材の味を活かした料理ともよく合います。さらに、甘さを感じるこのお酒は酸味のあるフルーツにもぴったり。夏には冷凍フルーツに注いで、爽やかに楽しむこともできます。
商品情報
- - 容量: 720㎖ / 1,800㎖
- - アルコール度数: 16度
- - 価格: 4,800円(720㎖) / 9,000円(1,800㎖、税込、化粧箱入り)
- - 販売方法: 地元小売店、ネット販売など
- - 保存方法: 要冷蔵
会社情報
株式会社小浜酒造は、福井県小浜市で運営されている日本酒蔵で、平成28年に設立されました。地域の振興にも寄与しながら、日本酒の新たな可能性を追求しています。
お問い合わせは以下: