ココイチ運営の壱番屋がDX基盤刷新！データ活用で売上向上へ、作業効率は200％UP

カレーハウスCoCo壱番屋を運営する株式会社壱番屋は、店舗POSシステムの刷新に伴い、データ活用基盤の刷新を行いました。DX推進支援フレームワーク「CC-Dash」を提供する株式会社クロスキャットが、Oracle Autonomous Data WarehouseならびにOracle Analytics Cloudの導入パートナーとして参画し、大幅な業務効率化を実現しました。

20年以上前の旧DWH、Excel依存で課題山積

壱番屋では、20年以上前に導入された旧DWHが、一部の社員しか利用できない状況でした。社員や各店舗への情報共有にはExcelでの加工と配布が必要で、作業負荷が非常に高く、情報の鮮度や量にも課題がありました。

Oracle Analytics Cloudで全社ポータルサイトを構築、情報共有を加速

今回のデータ活用基盤刷新では、Oracle Analytics Cloudを用いて全社ポータルサイトを構築しました。これにより、Excelでは実現できなかった速報値の提供や、地図・グラフを活用したビジュアルな表現が可能となり、専門知識がない社員にも必要な情報をスムーズに伝えることができるようになりました。

PCやタブレットで簡単に売上データを確認できるようになり、情報開示の速度が向上したことで、作業効率はなんと200％向上しました。

壱番屋DX推進部中山氏、平岡氏コメント

「DWHではデータを加工してデータベースに格納する製品が多い中、Oracle Autonomous Data Warehouseはデータをそのまま入れることができる点が魅力でした。分析方法が変更になった場合でも柔軟に対応できるため、将来性を感じています。」（中山氏）

「クロスキャットは、Oracle Autonomous Data WarehouseとOracle Analytics Cloudの両製品を取り扱っていること、技術力と提案力に安心感があったことが選定理由です。導入作業を進める際も、担当の方々が我々のニーズをしっかりと理解し、スムーズに作業を進めてくれました。」（平岡氏）

今後の展望：メニュー分析や外部データ連携による高度な分析へ

壱番屋では、新しいPOSデータを用いて、これまで実施できなかったメニュー分析を本格的に進めることで、お客様のニーズにマッチした商品展開を検討していく予定です。

さらに、気象データなどの外部データとの連携による高度な可視化・分析や需要予測などにも挑戦していくことで、データ活用による更なる事業成長を目指します。