新たな機能を持つ『SSD-assistance』
セイ・テクノロジーズ株式会社が2025年2月に発表したサービス、サーバー設定仕様書自動生成ツール『SSD-assistance』が、Microsoft Azureに対応し、更なる工数削減と生産性向上を目指します。これまでこのサービスは、サーバーやPCの設定仕様書を自動的に生成することで、エンジニアたちの負担を軽減してきましたが、Azure環境に特化した機能を強化することで、それをさらに拡張しました。
『SSD-assistance』の背景と重要性
現在、クラウド環境への移行が進む中で、特にMicrosoft Azureの設定情報を適切に管理することが不可欠となっています。しかし、これらの情報は運用が難解で、手動で管理を行う場合、属人化や転記ミス、障害対応の困難といった多くの課題が発生します。これらの問題が、運用の効率を低下させ、プロジェクトの品質を損なう可能性があるため、特に重要な解決策が求められています。
Azureに対応した機能の強化内容
新たに対応した『SSD-assistance』では、Azure環境における設定情報を効率的に収集し、統一フォーマットのドキュメントに整理することができるようになりました。この機能強化により、以下のポイントが実現可能になります。
1.
自動取得機能:主要な構成情報を自動的に取得し、仕様書として出力。
2.
管理の効率化:手作業によるドキュメント作成の負担を削減し、エンジニアが高度な業務に集中できる環境を整備。
3.
テンプレートの統一:案件や担当者ごとに異なる管理フォーマットのばらつきをなくし、納品物の品質を向上させる。
4.
変更履歴の管理:定期的に設定仕様書を保存することで過去の設定情報との比較が容易となり、監査や障害対応がスムーズに行える。
このように、運用管理の効率化を図る『SSD-assistance』の強化が、クラウド環境をより可視化し、改善された運用管理を実現します。
出力できる Azure 設定仕様書の内容
新バージョンの『SSD-assistance』では、以下のAzure情報を出力できます。これにより、エンジニアは必要な情報を迅速かつ効率的に把握することが可能です。
- - リソースグループ:タグやリソースのリスト
- - 仮想マシン:仮想マシンの一覧および詳細情報
- - 仮想ネットワーク:仮想ネットワークに関する情報
- - ネットワークセキュリティグループ:セキュリティグループの情報
- - ロードバランサー:各種ロードバランサーの状態を管理
- - ディスク:ストレージの状況を把握
- - SQL Server:SQLデータベースの管理情報
これまで手間のかかっていたドキュメント作成が簡素化され、エンジニアの業務効率が大幅に向上することが期待されています。この新機能は、特にクラウド環境に携わるエンジニアや運用担当者にとって強力な助けとなるでしょう。
使い方とサービス概要
『SSD-assistance』は、わずか3ステップでサーバー設定仕様書を自動生成できる簡単なサービスです。サーバーやPCへのインストールは不要で、すぐに利用を始められる利便性が大きな魅力です。さらに、今なら無料トライアル(評価版)も用意されていますので、まずはその効果を実感してみてはいかがでしょうか。
詳細は
こちらを参照ください。