新たな交流拠点
2022-05-13 19:47:27

郊外団地の新たな交流拠点「ネイバーフードプレイス」が開設

新たなコミュニティ拠点「ネイバーフードプレイス」とは



千葉県八千代市にある米本団地に、地域の食を通じた交流を促進する新たな施設「ネイバーフードプレイス(NFP)」が開設されました。このプロジェクトは、米本団地の長年の課題である高齢化や孤食問題への対策として進められています。

背景:米本団地の現状



1970年に設立された米本団地は、55年以上の時を経て、居住者の高齢化が進行しています。106棟の大規模な団地ながらも、周囲には飲食店やスーパーが不足しており、その結果、住民の多くが買い物に困難を感じていました。さらに、最近では単身世帯が増え、自宅での食事を終えることが多いため、栄養摂取の偏りや孤食によるコミュニティの欠如が問題視されています。

団地内の調査によると、53%の住民が「一人で食事をしている」と回答し、58%が「実は一緒に食べたくても相手がいない」との声も寄せられています。こうした課題を解決するために、NFPの設立が切望されていたのです。

ネイバーフードプレイスの設立目的



「ネイバーフードプレイス」は、日本総合住生活株式会社と八千代市のNPO法人わっかが連携して運営されています。ここでは、食を通じて世代を超えた交流が行える場を提供し、若者や子育て世代、シニア層が集まりやすい環境を作り出しています。

この新しい場所を通じて、「美味しいシェア」というコンセプトが実現され、地域の新鮮な食材を使用した料理やお弁当、お惣菜を楽しみながらコミュニティが形成されています。

メニューとコミュニティイベント



NFPでは、八千代市産の旬の野菜や果物をふんだんに使った健康的なメニューが提供されています。例えば、880円で提供されるおばんざい定食や、パクチーをたっぷり使用したつけ麺(1,000円)などが人気です。特に地元の食材を活かしたメニューは、地産地消を推進する上でも重要です。

また、「旬・食菜便」として自宅へのお弁当や惣菜のお届けサービスも行っています。これにより、団地の住民が自宅に居ながらにして健康的な食事を楽しむことが可能になりました。さらに、定期的に行われるコミュニティイベントでは、住民同士の交流が深まり、孤立感が緩和されています。

開設日と営業時間



「ネイバーフードプレイス」は2022年5月21日(土)にオープンし、当初の営業時間は11時から15時までのランチタイムです。6月21日(火)からはカフェタイムも設けられる予定で、より多くの利用が期待されています。

まとめ



食を通じて新たな交流の場を提供する「ネイバーフードプレイス」は、孤食の克服や地域コミュニティの再生を目指し、八千代市で着々と進行中のプロジェクトです。今後の展開にも目が離せません。地域の皆さんがこの場所を利用し、心温まる交流が生まれていくことが期待されています。

会社情報

会社名
日本総合住生活株式会社
住所
東京都千代田区神田錦町1-9天理ビル7階
電話番号
03-3294-3381

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。