グロービスが導入した「Ask One」とは
株式会社グロービスは、顧客の声を重要視し、営業効率を向上させるために、クリエイティブサーベイ株式会社の「Ask One」を導入しました。このシステムは、営業機会を逃さないために設計されたマルチチャネルフォームであり、グロービスの法人部門の新規顧客獲得を支援することを目指しています。
導入の背景
Recently, グロービスでは新規顧客の獲得や認知度の向上を図るため、展示会などのオフライン施策に注力していました。しかし、これまでのアプローチには、獲得した名刺情報をAdobe Marketo Engageに手動でインポートする必要があり、即時の顧客フォローを行うことが難しいという課題がありました。また、新規顧客や既存顧客の判定を目視で行っていたため、工数も多くかかっていました。
「Ask One」の導入により、名刺情報をリアルタイムでAdobe Marketo Engageに連携させ、その場で資料送付やトライアル申込の対応もできるシステムが構築されました。これにより、展示会のオペレーションが飛躍的に効率化されることが期待されています。
期待される効果
1.
展示会オペレーションの効率化および顧客フォローの迅速化
従来は名刺情報のデータ化に時間がかかり、顧客への照会が遅れがちでしたが、Ask Oneでは名刺の高精度な読み取り機能を活用して即時データ化を実現。この機能により、即座に顧客へのフォローが可能になります。
2.
ヒアリング内容の充実による商談化率の向上
Ask Oneの柔軟な設問設定を利用して、顧客からのヒアリング内容をスムーズに取得し、必要な情報を豊富に収集。これにより、インサイドセールスチームによるフォローやナーチャリング施策が強化され、商談化率の向上が期待されています。
3.
顧客の声を基にしたナーチャリングの実現
グロービスでは、従来のマーケティング活動で顧客の反応を「開封率」や「クリック率」で判断していましたが、Ask Oneを使用することで顧客の具体的な気持ちやニーズを取得することができます。これにより、よりパーソナライズされたコンテンツを提供し、ナーチャリングの精度も向上します。
株式会社グロービスのコメント
グロービスのBtoBマーケティングを担当する奈良彰子氏は、「展示会は新しい顧客接点を構築するための重要な施策ですが、データ管理の手間が大きな課題でした。Ask Oneの導入により、データ管理がスムーズになり、今後は展示会以外にも広く活用していきたい」と述べています。
会社情報
1992年設立、東京都千代田区に本社を構え、経営教育、コンサルティング、デジタルソリューションを展開。
2014年に設立され、顧客接点における営業機会を逃さない「Ask One」と「CREATIVE SURVEY」を開発・提供。
このように、グロービスは「Ask One」の導入により、顧客接点での営業機会を最大限に活かし、効率的かつ効果的なマーケティング活動を実現しようとしています。