玉野総合医療専門学校の新カリキュラム
岡山県玉野市に位置する玉野総合医療専門学校が、理学療法士の教育を新たに進化させようとしています。この度、同校の理学療法学科は、2026年度4月入学者を対象にスポーツに特化した新しいカリキュラムを導入することを発表しました。現代において、理学療法士は単に医療機関での治療に留まらず、スポーツの現場や教育現場、地域社会での役割も重要視されています。これに応じて、理学療法士育成の方針を見直し、より実践的で役立つ教育を提供しようと考えているのです。
新カリキュラムの主な特徴
g新たなカリキュラムでは、特に以下のポイントが強調されています。まず、通常は複数日の講習を受ける必要がある日本スポーツ協会公認の「アスレティックトレーナー(JSPO-AT)」の共通科目について、正規の授業内での免除が受けられるようになります。これにより、学生はより効率的に資格取得を進めることが可能になります。
さらに、必要な科目を履修すれば、式的な講習会への参加や試験を受けることなく、「スポーツコーチングリーダー」の資格も取得できるようになります。これらの改訂によって、学生たちは経済的な負担を軽減しつつ、スムーズに資格取得を目指すことが出来るのです。
理学療法士とスポーツトレーナーの融合
g理学療法士は「けが」に関する治療やリハビリを専門としています。一方で、スポーツトレーナーは「けがの予防」や「パフォーマンス向上」についての専門知識を有しています。この2つの専門性を組み合わせることで、学生たちは、けが予防から競技復帰、さらにはパフォーマンス向上に至るまで、様々な側面に関わることができるようになります。Wライセンス取得の機会は、卒業後のキャリアを大きく広げるアドバンテージとなるでしょう。
また、理学療法士の専門性とこれらの資格を融合させることで、学校などで活動する認定スクールトレーナーとしての新たな役割も期待されています。子供たちの心身の健康な成長を支えるプロとしての道が、新たに開かれることになるのです。
玉野総合医療専門学校の理念
g玉野総合医療専門学校は、保健・医療・福祉の総合的なケアと「ノーマライゼーションの実現」を理念に掲げています。人権を尊重し、豊かな生活を支えるための専門職の育成に取り組んでいます。また、理学療法学科は国内で唯一のNSCA認定校として、しっかりとした教育を提供しており、充実した専門知識と高い倫理観を兼ね備えた人材の育成に努めています。
新カリキュラムの導入によって、玉野総合医療専門学校は、将来多様な選択肢を持てる学生を育成し、社会に貢献する人材を育てていく方針です。
お問い合わせ
g本件に関する詳細や取材の申し込みについては、玉野総合医療専門学校の広報担当までお気軽にお問い合わせください。
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