池沼再生プロジェクト
2025-12-02 14:29:22

国立科学博物館附属自然教育園が実施する池沼再生プロジェクトの全貌

自然教育園における池沼の自然再生プロジェクト



国立科学博物館附属自然教育園(園長:篠田謙一)が推進する「自然教育園池沼の自然再生プロジェクト」が、約20年ぶりに実施される池沼の水抜き作業、いわゆる「かいぼり」が行われます。このプロジェクトは、環境保全と生物多様性の復元を目指しています。

実施の背景と目的


水生植物園の池は、近年、土砂の堆積や富栄養化により環境が悪化し、外来種であるカダヤシの増加が見られました。これに対抗するために、今回は水質を浄化し、健全な生態系を再生するための一手として「かいぼり」を実施します。

2023年12月14日(日)、一般参加者を募り、池の水を抜く作業を行います。この取り組みは、地域住民や企業との協力による持続可能な保全活動の一環であり、次世代へ貴重な自然環境を受け継ぐことを目的としています。参加者と共に学ぶことで、自然の仕組みの理解を深める機会にもなります。

かいぼりの実施内容


「かいぼり」では、参加者が池の水を抜き、水たまりに残った生物を協力して捕獲します。捕獲対象の生物は、在来種と外来種に分けて記録し、在来種は池干しの間、園内の施設で保護されます。この過程を通じて、生物多様性の保全活動がいかに重要であるかを実感します。

イベントは小学生以上が対象で、小学生以下は保護者同伴が必要です。開催日時は2023年12月14日(日)の9時15分から13時までで、料金は5,000円。見学希望者は入園料が必要ですが、参加費は不要です。参加者は先着50名とし、申し込みは公式サイトから受け付けます。

池干し期間中の取り組み


「かいぼり」の後、池は約3ヶ月間天日干しを行います。この間、様々なイベントが予定されており、一般向けには「池底ガイドウォーク」が実施され、水の抜けた池の底を歩きながら生き物や環境についての解説を受けます。また、企業向けには「水辺の自然再生」という社会貢献活動が行われ、泥の掻き出しや除草といった実作業を通じて、環境保全に寄与します。

参加者募集について


このプロジェクトでは、企業や団体との協力も求めており、社会貢献に関心のある団体が対象とされています。参加は事前予約制で、詳細は公式サイトにて告知されます。協力企業の募集も行っており、環境保全を共に進める機会を提供しています。

大都市「東京」に位置しながら、貴重な自然を守るこのプロジェクトは、多くの人々に参加し、生物多様性への理解を深めるチャンスです。皆さんもぜひ参加し、自然の再生に貢献してみてはいかがでしょうか?


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会社情報

会社名
文化庁
住所
京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4
電話番号
075-451-4111

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