ウッドデザイン賞
2017-11-20 13:28:01

ウッドデザイン賞2017が最優秀賞など25作品を発表!

「ウッドデザイン賞2017」が最優秀賞を発表



2017年11月20日、広く木材を活用したデザインの祭典「ウッドデザイン賞2017」が、最優秀賞をはじめとする上位賞25作品の発表を行いました。この取り組みは、木材を使い、豊かな生活を創造するデザインを表彰するために実施されています。選ばれた作品は、地域の素材を活かした魅力的な事例が多く含まれ、特に「ノーザンステーションゲート秋田プロジェクト」が最優秀賞を受賞しました。これは、JR秋田駅をはじめ、秋田県と秋田市が合作した地域振興プロジェクトです。地元の大学や民間企業とも連携し、秋田杉を用いた新たな公共空間の提案が評価されました。

最優秀賞の意義



「ノーザンステーションゲート秋田プロジェクト」は、地元資源である秋田杉を活用し、木に囲まれた癒しの空間を作り出す試みです。その結果、地域の魅力を引き出すと同時に、利用者に木材の温もりを実感させる空間作りが実現されました。多くの来場者や利用者に親しまれる空間が展開され、木が生活の中に自然に溶け込むことが重要であると再認識させられる結果となりました。

優秀賞と奨励賞について



優秀賞には、奈良県のstudioJigによる家具シリーズ「CJシリーズ」や、高知県の艸建築工房による「宿毛商銀信用組合本店」、そして三井ホームの木造建築用高性能床遮音仕様「Mute床遮音システム」など、多岐にわたる分野から作品が選ばれています。これらの作品は、生活の質を高めるために工夫を凝らし、木材による優れたデザインを提供することに焦点を当てています。

奨励賞には、岩手県の木楽創研による「世代の新小屋組柱梁ユニット」が選ばれ、社会的なデザインにも配慮がなされていることが評価されています。持続可能な森林利用や地域活性化に寄与するこのような取り組みは、今後さらに重要性を増していくでしょう。

エコプロ2017での展示



受賞作品は、2017年12月7日から9日まで東京ビッグサイトで開催される「エコプロ2017」内に設けられた特設ブースで展示されます。この展示会では全250点の入賞作品を一堂に見ることができ、さらに受賞作品を用いたライフスタイル展示や、テーマ別のセミナーも実施されます。来場者は、木づかいの先進的な取り組みとその背景にある物語を直接体験できる貴重な機会です。

木材利用の未来



「ウッドデザイン賞」は、木材が私たちの暮らしを豊かにするためのモノやコトを広く発信することを目的としています。木をテーマにしたデザインが今後、どのように生活に影響を与えるか、そして社会の発展に寄与するかを考える良い機会になることでしょう。木材の恩恵を享受するための理解を深め、エコロジーの観点からも持続可能な利用を促進する重要性が求められます。

これからも「ウッドデザイン賞」を通じて、木の持つ力が社会の隅々にまで浸透し、豊かな文化を築くための糧となることが期待されています。皆さんも是非、木のある生活の素晴らしさを実感し、身近なデザインに注目してみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
ウッドデザイン賞運営事務局
住所
東京都千代田区平河町2-7-4砂防会館別館(B棟5階)
電話番号
03-3262-8451

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