新たな魅力をもたらす吟醸酒の登場
名古屋市に拠点を置く金虎酒造株式会社が、2025年の12月1日から新商品の「新米新酒 吟醸 初しぼり」と「新米新酒 吟醸 にごり酒」を発売することを発表しました。
この新商品は、従来の「初しぼり」が持つ地元での人気を背景に、より品質の高い新たな吟醸酒として生まれ変わることになります。
高騰する原料米への対応
今年は、全国的に酒造用原料米の価格が大幅に上昇しました。これまで30年以上も使用してきた原料米の確保が難しい状況にある中、金虎酒造は従来の価格で提供できることが厳しくなってきました。このため、同社は商品の再構成を決断し、より安定して入手可能な地元の原料米を使用することにしました。
これにより、価格の大幅な上昇を避けつつ、さらに高品質な吟醸酒を提供することが可能になります。
商品の特徴
新米新酒 吟醸 初しぼりの特徴は、フルーティな香りと爽やかな飲み口です。しぼりたてならではの新鮮な味わいが広がり、720mlで1,980円(税込)という価格で楽しむことができます。一方、新米新酒 吟醸 にごり酒は、米の旨味と軽やかな飲み口が特徴で、こちらも720mlで1,980円(税込)で提供されます。
杜氏のこだわり
金虎酒造の杜氏である木村伸一氏は、20代で全国新酒鑑評会において6年連続で金賞を受賞するなど、その実力を証明しています。普段は柔らかい性格ですが、酒造りに対しては妥協を許さず、味わいの広がるお酒作りを目指しています。新米新酒には、彼のストイックなこだわりが込められています。
デザインの刷新
新商品のラベルデザインも合わせて一新されます。伝統的な筆文字を現代的にアレンジしたデザインには、名古屋の地酒としての風格と新たな進化が表現されています。この新しいエンブレムデザインは、金虎酒造のロゴと調和しつつ、力強い筆文字を用いています。
蔵元の想い
金虎酒造の七代目蔵元、水野善兵衛氏は、原料米の高騰の中でどのようにより良い新酒を届けられるかを常に考え、その結果として吟醸初しぼりが生まれました。「新しい味をぜひ楽しんでいただきたい」と語り、この新酒が名古屋の冬の名物となるよう努力を続けることを誓っています。
販売情報
この新商品は、2025年12月1日から順次出荷される予定です。取扱店についての情報は、金虎酒造の公式ウェブサイトで確認可能です。日本酒文化が深い名古屋で、ぜひこの新しい吟醸酒を試してみてはいかがでしょうか。
これからも金虎酒造は、地元愛を大切にしながら、より良い日本酒を追求し続けます。詳しい情報は公式サイトをチェックしてください。