異色の新人作家マーニーが贈る新感覚ラブストーリー「物理学者の心」の魅力

新感覚ラブストーリー「物理学者の心」

2025年2月7日、祥伝社から発売されるマーニーの新作『物理学者の心』。この作品はまだ世に知られていない新人作家の手によるものでありながら、すでに多くの書店員から高い評価を受けています。無名の作家が生み出した作品に、なぜそんなにも期待が寄せられるのでしょうか。

マーニーとは？

マーニーはアメリカのミネソタ州出身。彼女はカールトン大学で日本語を学び、その後南山大学に留学、ウィスコンシン大学では日本文学についての博士号を取得しています。作家デビューは2021年、名義を「マーニー・ジョレンビー」として『ばいばい、バッグレディ』で行いました。その後も執筆を続け、今作でも期待を超えるストーリーを展開しています。

物語の舞台とあらすじ

『物理学者の心』は、ジュネーブ、兵庫、福井といった多様な地を背景に展開されます。物語の主人公であるピアニストの鈴木尚美は、毎週ショッピングモールで演奏を聴きにくる変な帽子を被った男、物理学者の松崎仁に心惹かれます。しかし、松崎は「3メートル離れて！」と叫び、その独特な理由に尚美は困惑します。彼の頭にある強力な磁場が危険なので、近づいてはいけないという奇妙なルールを持つ松崎に対し、尚美はファンとして彼を救いたいと奮闘することになります。

この作品では、物理学の原理を用いた恋愛という斬新な設定が盛り込まれ、従来の恋愛小説とは一線を画す新しい感覚を楽しむことができます。愛の真実を問うユーモアたっぷりのストーリーは、多くの読者を魅了することでしょう。

書店員からの絶賛の声

発売前から各地の書店員からのコメントが多数寄せられています。名古屋栄のジュンク堂書店では、「今までの恋愛表現を度外視した、ほとばしる本物の愛」と評価され、未来屋書店新浦安店の中村さんは「タッチレスだからこそ問われる真実の愛」とコメント。高坂書店の井上さんからは「ユーモアとウィットに富んだ新感覚のラブストーリー」と称されています。