バイオマス発電と監視
2025-09-10 14:27:35

バイオマス発電施設に導入された監視カメラ技術の革新

サーマルAI監視カメラがバイオマス発電を支える



株式会社ティービーアイが開発したサーマルAI監視カメラ「TNO-C3012TRA」が、国内のバイオマス発電施設で導入されました。このカメラの導入により、発熱を常に監視できる体制が整い、火災のリスクを低減することが可能となります。

バイオマス発電の背景



バイオマス発電は、木質チップやペレット、動物由来のふん尿など、多様な原料を用いる再生可能エネルギーとして注目されています。しかし、運用時には特有の火災リスクが伴うことが多く、特に夏季には発酵による熱や、冬季には乾燥した粉塵による静電気から着火する可能性があります。これらの火災事故は現実の問題であり、そのための監視体制が求められています。さらに、発電所は僻地に立地することが多く、夜間の無人時間帯の不審者による侵入リスクも考慮しなければなりません。

TNO-C3012TRAの特長



TNO-C3012TRAは、発生するかもしれない「見えない発熱」をリアルタイムで検知し、迅速な対応を可能にします。従来の監視体制では実現が難しかった点をカバーし、火災リスクの早期把握を実現します。また、ティービーアイが提供するPTZカメラと連携することで、対象物の特定も可能となり、映像による防犯効果も狙っています。

導入効果



導入による具体的な効果は以下の通りです。

1. わずかな温度上昇を非接触で検知:自然発火のリスクが早期に把握できるため、すみやかな対応が可能になり、危険を未然に防げます。

2. 厳しい環境下でも安定稼働:粉塵や暗い場所など、視覚的に監視が難しい環境でも正確にモニタリングを行います。

3. PTZカメラとのシームレスな連携:光学25倍ズームのPTZカメラとの統合により、100m離れた対象物の撮影も可能になり、防犯対策としても大きな効果を発揮します。

今後の展望



ティービーアイは、今後も安全と安心な社会の実現に向けて、革新的な技術を活用し続けることを約束しています。監視カメラ技術とAIの融合を進めることで、より高度なセキュリティソリューションを提供し、リスクを低減する取り組みを強化していきます。

会社概要



株式会社ティービーアイは、東京貿易グループの一員であり、高性能な監視カメラの提供を行っています。自社製品のOEM供給を含め、迅速な導入支援を通じて、国内市場に高付加価値のセキュリティソリューションを提供しています。イノベーションを促進し、社会に貢献する企業としての役割を果たすべく、さらなる技術革新を推進していくとしています。

詳細についてはティービーアイの公式ホームページをご覧ください。また、東京貿易グループについての情報はこちらから確認できます。


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会社情報

会社名
東京貿易ホールディングス株式会社
住所
東京都中央区京橋2-2-1京橋エドグラン27F
電話番号
03-6841-8334

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