プロポリスと認知症
2018-04-20 11:49:19
ブラジル産プロポリスが認知症予防に寄与する可能性を示唆
近年、超高齢社会を迎えた日本では、認知症が大きな社会問題となっています。認知症の中でも、アルツハイマー病は特に有病率が高く、現在のところ根本的な治療法が存在しないため、予防策が急務です。このような背景の中、ブラジル産プロポリスに着目した研究が進められています。
研究の目的と背景
研究のスタート地点として、高齢者の記憶力の低下に関するデータが挙げられました。特に、チベット高原に住む高齢者は平地の住民に比べて、記憶力の低下が著しいことが確認されており、これを基に研究対象として選定しました。研究には、中国のチベット高原に住む60名の健常な高齢者(平均72.8歳)が参加しました。
研究方法
研究者たちは、参加者を二つのグループに分けました。一方はプロポリス300を摂取するグループ(n=30)、もう一方はプラセボを摂取するグループ(n=30)です。認知機能はMMSE(Mini Mental State Examination)を用いて評価されました。
研究結果
48ヶ月間の観察の中で、ブラジル産のプロポリスが高齢者の認知機能の低下を抑制する可能性が示唆されました。認知機能の評価では、プラセボグループでは経時的にスコアが低下していったのに対し、プロポリスグループは認知機能が維持されており、24ヶ月時点においては明らかに高いスコアを記録しました。これにより、プロポリスが認知症予防に寄与する可能性が浮かび上がったのです。
プロポリスの特性
研究で使用されたプロポリス300は、山田養蜂場が厳選したブラジル産のものであり、特に有用成分が多く含まれるグリーン系プロポリスを用いています。プロポリスはミツバチが植物から収集した樹脂の混合物で、抗炎症作用や抗酸化作用があることが知られています。特に、アルテピリンCという成分は抗がん作用の可能性も指摘されており、その機能性に注目が集まっています。
今後の展望
研究を進める山田養蜂場では、今後もブラジル産プロポリスのさらなる機能性研究を進めていく計画です。超高齢社会における健康寿命の延長に向けて、一層の貢献が期待されています。今後の研究成果が、社会全体の健康に寄与することが期待されています。
このように、認知症予防に対する新たなアプローチとして、ブラジル産プロポリスが注目を集める中、引き続き研究が進められることが待たれます。イノベーティブな結果がもたらす健康への影響に目が離せません。
会社情報
- 会社名
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株式会社 山田養蜂場
- 住所
- 岡山県苫田郡鏡野町市場194
- 電話番号
-
0868-54-1971